映画「鬼太郎誕生」23年秋公開 新アニメ「悪魔くん」は梶裕貴主演、Netflixで23年配信
2022年3月6日 17:00
映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」が、東映配給で2023年秋に公開されることが決定し、第3弾ビジュアルが披露された。さらに新アニメ「悪魔くん」が、Netflixシリーズとして23年に全世界独占配信されることが決まり、主人公である二代目悪魔くん/埋れ木一郎役を梶裕貴が演じることが明らかになった。3月6日に行われた「まんが王国とっとり 生誕100年 水木しげる生誕祭」で、「水木しげる生誕100周年記念プロジェクト」の続報として一挙発表された。
「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」は、18~20年に放送されたテレビアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」第6期をベースに、みんなが知っているようで知らない“鬼太郎の誕生の謎”に迫る。第3弾ビジュアルは、これまで謎に包まれていた鬼太郎の父の全身が明らかになっている。座敷牢の中でたばこを吸う鬼太郎の父、その後ろには一緒にたばこを吸う謎の男。「幽霊族の男、ここに…」というキャッチコピーも刻まれ、多くの謎をはらんだビジュアルに仕上がっている。
キャストは、沢城みゆきと野沢雅子がテレビアニメから続投。監督を「劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!」の古賀豪、脚本をテレビアニメ「マクロスF」などで知られる吉野弘幸、キャラクターデザインを「シン・エヴァンゲリオン劇場版」副監督を務めた谷田部透湖が担当する。
「ゲゲゲの鬼太郎」と並ぶ水木しげるさんの代表作を新たにアニメ化する「悪魔くん」は、1989年のテレビアニメ版から30数年後の世界が舞台。悪魔に育てられた天才少年・埋れ木一郎が、相棒のメフィスト3世とともに悪魔の引き起こす怪事件に挑む姿を描く。このほど公開された新ビジュアルには、二代目悪魔くん/埋れ木一郎とメフィスト3世が魔法陣の上にたたずむ姿が配されている。
主人公の二代目悪魔くん/埋れ木一郎役を務める梶は、「声優オーディションとしては稀(まれ)な三次審査まであり、その度に色々な表現を求められる難易度の高いものでした」と明かし、「歴史あるシリーズにおいて二代目悪魔くんを演じさせていただけることになり、恐れ多くも、非常にうれしい気持ちでいっぱいです」とコメント。キャストはこのほか、89年放送版に出演した三田ゆう子(悪魔くん/埋れ木真吾役)と古川登志夫(メフィスト2世役)が同じ役で出演することが決まっている。
Netflixコンテンツ部門でアニメ・プロデューサーを務める松田彩氏は、「悪魔くん」の全世界独占配信について「水木しげる先生の人気作品を世界へお届けできることを大変光栄に思います。前シリーズの放送から30年経った今、新たな魅力やストーリーも追加され、原作ファンもまだ作品に触れたことがない方も楽しめる作品になっています」と述べている。
水木しげる先生。ご生誕100年、誠におめでとうございます。
令和『悪魔くん』において、ニ代目悪魔くんの声を担当させて頂く事になりました。
『悪魔くん』(1989年版)は、僕も子供のころに拝見した事があり、その世界観や主題歌が印象的な作品として、非常に思い出深いです。なので今回、そんな歴史あるシリーズにおいて二代目悪魔くんを演じさせて頂けることになり、恐れ多くも、非常に嬉しい気持ちでいっぱいです。収録に向け、今ふたたび作品についての勉強を始めているところであります。
本作は、声優オーディションとしては稀な三次審査まであり、その度に色々な表現を求められる難易度の高いものでしたが、「絶対にこの役をつかみ取りたい。この作品に携わりたい」という強い気持ちで、常に全身全霊で向き合ってきました。監督をはじめとするスタッフの皆さんの気合いとこだわりを強く感じるオーディションで、毎回とても緊張しながらマイク前に立っていたことを覚えています。
だからこそ、こうして二代目悪魔くん役として皆様にご挨拶させて頂けている事実が、本当に本当に幸せです。同時に、大先輩である三田ゆう子さん、そして古川登志夫さんとご一緒させて頂けることにも、とても大きな喜びを感じております。光栄です。たくさんの事を学びながら、全力でお芝居をしていきたいと思っています。
それから『ゲゲゲの鬼太郎』では、現在、沢城みゆきさんが鬼太郎役を演じられておりますが、彼女と僕は同い年であり、以前から、とても仲良くさせてもらっている役者の一人で。なので、そんな彼女と一緒に、水木しげる先生の歴史ある作品で、共に重要な役を演じさせて頂けるという事にも、大きなご縁を感じているところです。ますます演じるのが楽しみになりました。
オリジナル版『悪魔くん』へのリスペクトの気持ちを大切に、誠心誠意、作品作りに臨んでいきたいと思っておりますので、どうか楽しみに配信をお待ち頂ければなと思います。
これから、どうぞよろしくお願い致します。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
関連コンテンツをチェック
シネマ映画.comで今すぐ見る
父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
内容のあまりの過激さに世界各国で上映の際に多くのシーンがカット、ないしは上映そのものが禁止されるなど物議をかもしたセルビア製ゴアスリラー。元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが……。日本では2012年にノーカット版で劇場公開。2022年には4Kデジタルリマスター化&無修正の「4Kリマスター完全版」で公開。※本作品はHD画質での配信となります。予め、ご了承くださいませ。