檀れい、満を持して映画初主演 水谷豊監督「太陽とボレロ」で楽団の主宰者役
2022年1月26日 06:00

女優の檀れいが、水谷豊監督作品第3弾「太陽とボレロ」で主演を務めることがわかった。宝塚歌劇団所属時には月組・星組それぞれでトップ娘役に抜てきされ、退団後には映画「武士の一分(いちぶん)」「母べえ」などさまざまな作品で活躍してきた檀が、満を持して映画初主演を飾る。
本作で檀が演じるのは、音大を出たものの音楽の道を諦め、家業を継ぎ、地元で楽団を主宰し、“音楽に触れ、愛しつづけてきた”主人公・花村理子。楽団の主宰者として解散の危機に奔走する等身大の女性を時にシリアスに、時にユーモラスに演じ上げる。

出演にあたり、檀は「水谷豊さんの監督作品ということで、お話をいただいたときは、本当に飛び上がるほど嬉しかったです」と喜びを伝え、「とにかく色々なことを一人で背負って頑張ってしまう理子さんに共感しましたし、自分のことよりも周りのことを考えて行動している女性だと思いました」と役柄の印象を語る。
水谷監督は「檀れいさんのお名前が閃いたのは、脚本を書き進めていた時でした。まだ、キャスティングは一切考えていなかったのですが、途中のあるシーンで、ふと彼女の顔が浮かんだのです。撮影していく中で、イメージ通りであることはもちろん、ご自身の中に華やかさを持っている方だと改めて感じました」と信頼を寄せている。
主演発表にあわせて、本作のイメージ映像(https://youtu.be/gkSeSk3FBCM)も披露された。タイトルにある「ボレロ」の楽曲にのせて、同じくタイトルにある“太陽”、物語の舞台となる地方都市の美しい風景、音楽を愛する人々の姿の一部が垣間見える。
「太陽とボレロ」は6月全国公開。檀、水谷監督のコメント全文は、以下の通り。
水谷豊さんの監督作品ということで、お話をいただいたときは、本当に飛び上がるほど嬉しかったです。花村理子という女性は、弥生交響楽団存続のために奔走する女性、親から受け継いだ家業も抱えています。とにかく色々なことを一人で背負って頑張ってしまう理子さんに共感しましたし、自分のことよりも周りのことを考えて行動している女性だと思いました。
台本を読んで、オーケストラの話を主軸に進んでいくのでどういうところに音楽が流れ、どういう物語になっていくのか読むだけでわくわくしました。映像では自分たちが演じたあとに音楽がのりますが、それがどういう風に私たちのお芝居をさらに盛り上げていくのかなということを思いながら読んでいました。撮影に入る前に監督が「やりすぎずやらなさすぎず」とおっしゃっていて、私自身はやりすぎちゃうタイプではないですけれど、今まで受けてきたオファーの中では結構涙のシーンが多かったりだとか追い詰められたりだとか感情の起伏を出して欲しいと求められることが多かったので、今回は「やりすぎず」ということに気を付けて理子を演じました。
撮影現場は、台本では想像できないようなキャラクター作りや見せ方のシーンもあって、その都度驚かされましたし、それが楽しくてワクワクしながら撮影に挑んでいました。自分の撮影が無い日でも現場にいたのは、もしかしたら、今回が初めてなのかもしれないです。でも、そのくらい大好きな現場でした。そして、役者の生理も全部分っていらっしゃる水谷さんが撮る監督作品ということで、そこが私にとって一番緊張したかもしれません。なので、私にとっては水谷さんの「OK」が全てでした。
主人公の花村理子は、物語が展開する中で色々な人と出会って、色々な顔を見せてほしいと考えていました。檀れいさんのお名前が閃いたのは、脚本を書き進めていた時でした。まだ、キャスティングは一切考えていなかったのですが、途中のあるシーンで、ふと彼女の顔が浮かんだのです。他のシーンではまだ自分の中の架空の人物のイメージしかなかったのですが、何故かそのシーンだけ鮮やかに檀れいさんが浮かんできました。ご縁があり、実際、理子というキャラクターを演じてくださることになって、まずは本当に嬉しかったです。
撮影していく中で、イメージ通りであることはもちろん、ご自身の中に華やかさを持っている方だと改めて感じました。つらいシーンの時も、楽しいシーンの時も、その華やかさを映画に加えてくださり、「太陽とボレロ」という作品が、より豊かなエンターテインメントになったと感じています。そして、この作品を通して檀れいさんの華やかさに加えて、彼女のユーモアにあふれたチャーミングな一面も味わっていただけると嬉しく思います。
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