「ブラックパンサー」続編 ようやく撮影再開へ
2022年1月18日 12:00
レティーシャ・ライトの負傷により撮影を一時中断していた大ヒットマーベル映画「ブラックパンサー」の続編「ブラック・パンサー ワカンダ・フォーエバー(原題)」が、撮影を再開させることになった。
ライトは、前作に続き「ブラック・パンサー ワカンダ・フォーエバー(原題)」にブラックパンサーことティ・チャラの妹シュリ役で続投するが、2021年8月末、大掛かりなアクションシーンを撮影中に負傷。ライアン・クーグラー監督率いる製作チームは、ライトが英ロンドンの自宅で療養する間、米ジョージア・アトランタを中心に、ライトが参加しないシーンの撮影を進めてきたが、ライトの出演シーン以外をすべて撮り終えてしまったため、同年11月末から撮影を休止していた。
米ハリウッド・レポーターによれば、ライトの怪我も無事完治。当初は現地時間の1月3日からアトランタで撮影再開を予定していたものの、ナキア役で続投するルピタ・ニョンゴを含むキャストとスタッフ数人がPCR検査で陽性となったことから、さらなる延期を余儀なくされたとのことだ。
英国市民で同地に居を構えるライトは、以前から新型コロナウイルスワクチンに懐疑的な姿勢を示しており、ワクチン接種拒否を匂わせていたことから、撮影再開に向けアメリカに戻るにあたり、外国人渡航者に対してワクチン接種証明書の提示を義務づけているアメリカに入国できないのではないかと懸念されていた。ライトの代理人はライトの復帰に際し、「怪我から完全に回復するまで思ったより時間がかかったというだけで、アメリカに戻ること自体は最初から予定していた」とコメントしたのみで、ワクチンを接種したか否かについてはいまだ明かしていない。
2018年に公開された「ブラックパンサー」は、世界累計興行収入が13億ドルを超える大ヒットを記録。ファン待望の続編では前作同様、クーグラー監督が自身の脚本をもとにメガホンをとり、20年8月に亡くなった主演の故チャドウィック・ボーズマンさん以外は、1作目のメインキャスト全員が続投する。
「ブラック・パンサー ワカンダ・フォーエバー(原題)」は、2022年11月11日に全米公開を予定している。
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