「ドライブ・マイ・カー」全米批評家協会賞4冠! 西島秀俊に主演男優賞
2022年1月10日 10:12

第56回全米批評家協会賞が11月8日(現地時間)に発表され、濱口竜介監督作「ドライブ・マイ・カー」が作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞の4冠に輝いた。日本の単独製作での作品賞戴冠は、黒澤明監督作「乱」(1985)以来、西島秀俊が獲得した主演男優賞はアジア人として初の快挙となる。
「ドライブ・マイ・カー」の勢いが増すばかりだ。村上春樹原作の同名短編を西島主演で映画化したもので、妻を亡くした舞台俳優で演出家と寡黙な専属ドライバーの絆を描いた物語。第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で日本映画では初となる脚本賞を受賞したのを皮切りに、ニューヨーク映画批評家協会賞作品賞、ボストン映画批評家協会賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞で作品賞を受賞するなど、米国の主要な賞レースを席巻している。
これにより、オスカー戦線にも急浮上することが予想されている。アカデミー賞の長編国際映画賞のノミネート候補作には選ばれているが、昨年11月からロサンゼルスで公開していることから、アカデミー賞作品賞のノミネート条件も既にクリアしている。それだけでなく、全米批評家協会賞の作品賞は2020年が「パラサイト 半地下の家族」、21年が「ノマドランド」が獲得しており、いずれもアカデミー賞作品賞に輝いており、日本映画として初となる作品賞での受賞を期待する声が高まってきた。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ファンファーレ!ふたつの音
【本作、良い映画ではないです。最高に良い映画です】“ほっこり系”と油断してた…感情が持ってかれた
提供:松竹

ジュラシック・ワールド 復活の大地
【観てない人マジもったいない!!】まだ間に合う!この連休に映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

Dear Stranger ディア・ストレンジャー
【4歳の息子が誘拐された。しかし誘拐犯が死体で見つかった】衝撃の極限ヒューマンサスペンス
提供:東映

個人的・下半期で観たい映画No.1
映画ファンがこぞって「絶対観る」と決めてるの何で!? 全員主役級がクセ激烈の異常者に…
提供:ワーナー・ブラザース映画

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント