脳裏から消えないナチスの記憶 主人公の狂気が暴走する「マヤの秘密」日本版予告

2021年12月17日 12:00

主演はノオミ・ラパス
主演はノオミ・ラパス

「ミレニアム」シリーズ、「ストックホルム・ケース」のノオミ・ラパスが主演するサスペンス「マヤの秘密」の日本版予告編が披露された。

主人公マヤを演じるラパスは、本作の脚本を読むや「これこそ私が探していた映画」と出演を快諾し、製作総指揮も務めている。共演に「ザ・スーサイド・スクワッド」シリーズのジョエル・キナマン、「夜に生きる」のクリス・メッシーナ、リメイク版「ペット・セメタリー」のエイミー・サイメッツ。監督は、アカデミー賞外国語映画賞のイスラエル代表に選ばれた「ベツレヘム 哀しみの凶弾」で注目されたユバル・アドラーが務めている。

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1950年代、アメリカ郊外の街。ある日、街中で男(キナマン)の指笛を聞いたマヤ(ラパス)は、“ある悪夢”が蘇ってくる。ナチスの軍人だったその男から戦時中暴行を受けたマヤは、復讐心から男を誘拐し、夫・ルイス(メッシーナ)の手を借りて自宅の地下室へと監禁する。

日本版予告編は、マヤが「私を忘れたの?」と指笛の男を尋問するが、男は「誰かと勘違いしている」と否定し続ける。男の身元を調べる夫はマヤの行動に戸惑うが、「顔も指笛も私にしたことも忘れていない」と主張するマヤの行動は一気に暴走し始める。

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アドラー監督は、ラパスについて「役に没入することで有名な彼女だが、このマヤという役には苦労させられただろう」と労い、「彼女は本編中ほぼずっと極限の苦悩を抱いていなければいけなかった。私の要求は高かったけれど、彼女はその緊張感をキープしてくれた。やり過ぎることなくね」と称賛。

主演以外にも製作者として、監督、出演者へのオファーからキャラクター設定にも関わったラパス自身も本作にかける思いは特別で、「以前にも製作を担当したことはあったけど、ここまで深く関わったのは初めてよ。素晴らしい冒険だったし、映画を製作するということがどれだけ大変な仕事かという勉強にもなったわ」と話している。

マヤの秘密」は、22年2月18日に新宿武蔵野館ほか全国で順次公開。

(映画.com速報)

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