スピルバーグ監督版「ウエスト・サイド・ストーリー」中東で上映中止 同性愛描写が関係か
2021年12月9日 11:00

スティーブン・スピルバーグ監督によるミュージカル映画「ウエスト・サイド・ストーリー」が世界公開を間近に控えるなか、サウジアラビアやクウェート、バーレーン、オマーン、カタール、UAEといった中東諸国での上映が見送られたことが明らかになった。米Deadlineが報じている。
情報筋によると、サウジアラビアとクウェートの検閲は同作の上映許可を与えず、他国では問題箇所の削除を要求したものの、ディズニーが変更を拒んだため、中東諸国での上映中止が決定した。
問題箇所の詳細は明らかにされていないものの、1961年製作の「ウエスト・サイド物語」にも登場する、同性愛者とほのめかされているおてんば娘エニバディーズの描写が関係しているのではないかとみられている。
先月、同じくディズニーが配給するマーベル映画の「エターナルズ」でも同様の事態が発生している。このときは、男性同士のキスシーンについて中東諸国の検閲で変更を求められ、ディズニーがこれを拒んだため、上映が見送られている。
「ウエスト・サイド・ストーリー」は、現地時間12月10日に全米公開。日本では2022年2月11日に封切られる。

「ウエスト・サイド・ストーリー」
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