「フリーソロ」監督がタイ洞窟遭難事故の舞台裏に迫ったドキュメンタリー「THE RESCUE」2月11日公開
2021年12月9日 08:00

2018年に起こったタイ洞窟遭難事故の舞台裏に迫ったドキュメンタリー「THE RESCUE 奇跡を起こした者たち」が、2022年2月11日から公開されることが決定した。
本作は、「フリーソロ」(18)で2019年アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞したエリザベス・チャイ・バサルヘリィとジミー・チン両監督が、不可能と思われた救出劇の詳しい内容を明らかにしながら、洞窟探検のエキスパートたちの果敢な挑戦と功績を映し出す。2021年のトロント国際映画祭で最高賞にあたる観客賞を受賞。今年10月にアメリカで公開されるとたちまち話題を呼び、5館でのスタートから560館に広がる大ヒットとなった。
2018年6月23日、少年12人がサッカーの練習後、コーチ同行のもとタイ北部チェンライ県のタムルアン洞窟探検に入った。しかしその日は豪雨により洞窟が浸水し、出入り口が塞がれてしまった。少年たちは帰宅できなくなり、不審に思った家族から行方不明と報告され、捜索作業が始まった。少年たちは洞窟の入り口から約5キロ入った場所に取り残されていることが確認されたが、洞窟内は増水し救助は不可能と思われた。タイ海軍特殊部隊、米軍特殊部隊に加えて各国から応援が入り数千人が集まったが、洞窟ダイビングは死のリスクが高く、特殊技能が必要であるため、少年たちの救出活動は進まない。そこで世界各地から集められたのは、民間の洞窟ダイバー達だった。彼らを中心にした決死の救出作戦が始まる。
危険と隣り合わせの状況で、様々な困難が降りかかる綱渡りのような救出作戦は、息もつかせぬ緊張感が続き、エンターテイメントとしての面白さも兼ね備えている。今まで明かされなかった貴重な内部映像や関係者へのインタビューに加え、VFXを駆使して洞窟救助の全貌を3Dで描いたリアルな再現映像の撮影も行い、リアリティを追求。世界中から救助のために集まった民間ダイバーたちの人間性や勇気、団結力にスポットを当てた深い感動を呼ぶ仕上がりだ。また、日本の劇場公開に併せて素材を4K化したことで、映像の臨場感が高まっている。
「THE RESCUE 奇跡を起こした者たち」は、22年2月11日から新宿武蔵野館ほか全国順次公開。
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