山崎貴監督「おばけずかん」を映画化! 新垣結衣×神木隆之介×城桧吏らが参戦
2021年11月29日 04:00
山崎貴監督が、“大人が知らないベストセラー”として知られる「おばけずかん」シリーズ(講談社刊)を実写映画化することが明らかになった。撮影は既に終了しており、2022年7月22日に公開される今作のタイトルは、「GHOSTBOOK おばけずかん」。総勢500人の中から選ばれた主人公の子どもたちは、「万引き家族」で好演した城桧吏をはじめ柴崎楓雅と新人のサニーマックレンドンと吉村文香。この4人に寄り添う形で、新垣結衣と神木隆之介が出演している。
日本のVFX界の第一人者である山崎監督が、最新作の題材に選んだのは、全国の小学校の図書館でなかなか借りることが出来ないという「おばけずかん」シリーズ。2000年に手がけたデビュー作「ジュブナイル」から20年を経て、自らの原点ともいえる少年少女を主人公にした作品に再び挑む。“どんな願い事も叶えてくれる1冊の本=おばけずかん”を手に入れた子どもたちを待ち受ける数々の試練、新たな出会いから別れという成長物語を、AIも導入した最新VFXを駆使して描く。
山崎監督は、「デビュー作『ジュブナイル』から20数年、様々なジャンルの映画を撮らせてもらってきましたが、年々自分の原点とも言える少年少女を主人公にした作品を、またやりたいという気持ちが高まってきていました。そしてついにその夢が叶うときが来ました」と念願の企画であることを告白。そして、「今回は『子どもたち』と『巻き込まれた先生』が願いを叶えるため、異世界で様々なおばけ達相手に大冒険を繰り広げます。ほぼ全編に渡って異世界の話で、しかもおばけ達はCGキャラクターなので、何もないところを相手に演技しなければならないシーンも多く、キャストもスタッフも大変だったと思いますが、みんな本当によく頑張ってくれました」と語り、手応えのほどを明かしている。
オーディションを勝ち抜いた4人のうち、「万引き家族」や「都会のトム&ソーヤ」など話題作への出演が相次ぐ城が、「おばけずかん」を手に入れたことでおばけの住む不思議な世界へと迷い込んでしまう一樹(いつき)を演じる。また、「テセウスの船」での鬼気迫る演技が話題となった柴崎が、大人に心を許していない毒舌な少年・太一に扮している。さらに、今作で銀幕デビューを果たす新人がふたり。サニーマックレンドンは、友だちにも近所のお年寄りにも愛される少年・サニーを見事に演じ切った。不思議な世界で一樹たちが再会する同級生の少女・湊には吉村が抜擢され、山崎監督の期待に応える奮闘ぶりを見せている。
“大人キャスト”として参戦した新垣は、「BALLAD 名もなき恋のうた」以来、2度目の山崎組への出演となり、一樹たちが通う学校に代理の先生として赴任し、ひょんなことから不思議な世界に迷い込む姿を茶目っ気たっぷりに体現。一方の神木は、子どもたちが「おばけずかん」を手に入れるために訪れた古本屋で出会う謎の店主役を担う。
今回の発表に合わせて、ティザービジュアルとティザー映像も初公開。古本屋の店主役の神木がナレーションを務めている映像には、自在に動いて次々に姿を変える家や、学校から立ち上る巨大な空間に向かう一樹たち、傷だらけの姿で「ここは現実の世界?」と呟く先生(新垣)の姿を確認することが出来る。
共演者のみんなとも、撮影の合間に読み合わせをしたり、ここのシーンをどう動くのかなどを一緒に考えたりもしました。クランクアップの時に新垣結衣さんが1人ずつお手紙を書いて下さって、とても素敵で優しい方だと感じました。
この作品で僕が演じた、一樹というキャラクターは、怖がりで頼りないところがありますが、優しくて友達思いだなという印象を受けました。
一つ一つのシーン、どのように表現するかを考えながら山崎監督と一緒に一樹を作り上げました! 公開がとても楽しみです!
新垣さんは撮影の待ち時間などでもお芝居のアドバイスをして下さって、普段から本当の先生のようでした。
桧吏くん・サニー・文香ちゃんとはリハーサル期間から撮影まで、約4カ月一緒にいたので、本当の親友のように過ごせた毎日が僕の宝物です。
山崎監督は空き時間も僕達と一緒にいる時間を作って下さって、お芝居のお話をしたり、一緒に遊んで下さったりと、毎日、楽しくもたくさんのことを学ぶことができました。
オーディションで山崎監督に初めて会った時は、少しだけ怖そうだなと思いましたが、いざ撮影が始まるととても優しくて、休憩時間でもたくさん話をしてくれたり、撮影の後でも海で水切りをして遊んでくれたりしました。
かいりくんもふうがくんもとても仲良くしてくれて、泊りがけで撮影に行った時は、毎日のように一緒にお風呂に入ったりご飯を食べたり、撮影がない日にオンラインゲームを一緒にしたりした事はとても楽しい思い出になりました。撮影期間中に自分の誕生日があり、共演者やスタッフのみなさんにサプライズでお祝いしてもらった時は本当に嬉しかったです。
自分のことを映画の中で観るのは恥ずかしい気持ちもあるけど、面白くて感動もある作品なので、学校や野球の友達に観てもらいたいし、いろんな人にも観てもらえたら嬉しいです。
みんなとは、年齢が近いということもあり、お誕生日のお祝いをしたり、石投げしたり、一緒に行動する事が多かったです。撮影後、海に向かってどれだけ跳ばせるか、石投げして遊んでいたら、いつの間にか監督も混ざっていて…懐かしい思い出です。
新垣さんは、いつも完璧だし、みんなのことを見守ってくださっているし、こんな女性になりたい!と思う憧れの存在です!
山崎監督のほっこり温かい世界観が大好きで、そこに自分が加われた事が、未だに信じられません。
最後の日は、長い時間を、支えてくださった皆さんに囲まれて、涙が止まりませんでした。
緊張しながら臨んだ作品が、監督とスタッフのみなさんの手で、どのように産まれていくのか、楽しみです!
子供たちが成長するスピードは早いので、映画の中でも彼らが成長していく姿をみるのが今から楽しみです。そして、お客さんにも映画館で彼らの成長を一緒に見守ってもらうことで、「いつでもあの頃に戻れる!」「今からでも挑戦できる!」という気持ちになってもらえると嬉しいです。
「ゴーストブックの世界」を巡る冒険に一緒に繰り出しましょう!
瑤子は子供達と一緒に過ごしている中で自分の漠然としていた未来とも向き合っていきます。
コロナ禍での撮影ということもあり現場では新しい規制も多く設けられていたので、大人だけでなく子供キャストの皆さんは特に戸惑うことも多かったのではないかと思いますが、そんな中でもそれぞれが個性豊かに一生懸命に撮影に挑んでいました。
山崎監督の作品には2度目の出演となります。
現場では、よく虫を捕まえていたり他愛もないおふざけをしたり、どのキャストより子供らしく感じられる瞬間もありました。そんな方だからなのか、山崎さんの作品ではいつも子供の心情が印象的に描かれているような気がします。今作でもスクリーンで皆がどんな表情を見せてくれているのかとても楽しみにしています。
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