サンダンス史上最多の4冠!「コーダ あいのうた」 家族のなかで唯一“健聴者”である少女が夢を追う予告編
2021年11月26日 10:00

2021年4月に行われたサンダンス映画祭で、史上最多となる観客賞、審査員賞、監督賞、アンサンブルキャスト賞の4冠に輝き、同映画祭史上最高額の約26億円で配給権が落札された映画「コーダ あいのうた」の公開日が2022年1月21日に決定。あわせて予告編も披露され、聴覚障がいを持つ家族のなかでたったひとり“健聴者”である少女が、家族に歌を届けるため、手話とともにジョニ・ミッチェルの名曲「青春の光と影(Both Sides Now)」を歌い上げるシーンが切り取られている。
本作は、フランス映画「エール!」(2014)をハリウッドでリメイクしたもの。タイトルの「CODA」(コーダ)は、Children of Deaf Adults(耳の聞こえない両親に育てられた子ども)を意味すると同時に、楽曲や楽章の終わりを表し、新たな章の始まりを示す音楽記号でもある。
予告編は漁師であり、耳が聞こえないルビーの父が、漁業組合の横暴な決定に手話で堂々と抗議し、ルビーが“通訳”として応戦する、家族のチームプレイが垣間見えるシーンで始まる。その後に続くのは、唯一の健聴者として生まれたルビーが、家族と助け合いながら漁業に励む日常風景。しかしある日、ルビーは学校の合唱部への入部をきっかけに、それまで家族が知る由もなかった歌の才能を見出され、名門のバークリー音楽大学受験を勧められる。しかし、ルビーの歌声を聞くことのできない両親は娘の才能を信じることができず、家業の方が大事だと大反対する。
最初は夢を叶えるため、「私にだって人生がある!」と両親に訴えるルビーだったが、彼女がいなかったことが原因で、家族が海上でのトラブルに巻きこまれる事件が発生する。悩んだ末、夢よりも家族の助けとなることを選ぶルビー。そんな彼女の夢を見守り、ある決断を下す家族。美しいルビーの歌声にのせ、両者の絆が胸に染み入るような、心震える映像となった。
「ゴーストランドの惨劇」で知られ、テレビシリーズ「ロック&キー」で“NEXTエマ・ワトソン”と話題をさらったエミリア・ジョーンズが、歌と手話の特訓を積み、ルビーを演じた。「シング・ストリート 未来へのうた」のフェルディア・ウォルシュ=ピーロが、マイルズを体現。「愛は静けさの中に」のオスカー女優マーリー・マトリンら、実際に耳の聞こえない俳優たちが、ルビーの家族に扮した。「タルーラ 彼女たちの事情」のシアン・ヘダー監督がメガホンをとった。
「コーダ あいのうた」は、22年1月21日に東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開。
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