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「おくりびと」4K修復版、中国で興収10億円超のヒット!滝田洋二郎監督「映画冥利監督冥利に尽きます」

2021年11月18日 17:00

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11月17日時点では、中国での国内興行収入は6235.7万元(約11.2億円)
11月17日時点では、中国での国内興行収入は6235.7万元(約11.2億円)
(C)2008映画「おくりびと」製作委員会

滝田洋二郎監督作「おくりびと」が、10月29日より中国全土9400スクリーンで劇場公開され 旧作ながらも初週興行収入ランキングで第3位に輝く大ヒットを記録。11月17日時点では、中国での国内興行収入は6235.7万元(約11.2億円)に達している。

本木雅弘が主演した「おくりびと」は、遺体を棺に納める“納棺師”という職業を通して、様々な死と向き合い人生をみつめるヒューマンドラマ。2008年に日本で公開され、観客動員575万人・興行収入64.8億円を記録。第81回アカデミー賞で日本映画史上初の外国語映画賞を受賞し、世界67の国と地域で公開。世界各地の映画祭での総受賞数は103冠となっている。

中国では、これまでテレビ放送や配信を通じて、既に多くの人々が鑑賞。今回は「4K修復版」を新たに製作し、初めての劇場公開となった。劇場で鑑賞した人々は「最高傑作だ!」「映画館に行って鑑賞して絶対後悔しない作品」「本当に心の奥まで突き刺さった」「大泣きしました」とSNS上で賞賛している。

デザイナー・黄海氏による「おくりびと」中国版ポスター
デザイナー・黄海氏による「おくりびと」中国版ポスター
(C)2008映画「おくりびと」製作委員会

中国でヒットする日本映画は「千と千尋の神隠し」「となりのトトロ」などアニメ作品が主流。しかし、第71回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した「万引き家族」(18年公開/興収9600万元)、「祈りの幕が下りる時」(19年公開/興収6700万元)など、実写映画がヒットするケースも生じている。

映画完成から13年を経て、中国で再燃した「おくりびと」ブーム」。滝田監督は「オスカー受賞から10数年を経ての中国公開に驚きつつも大変光栄です。色褪せることなく時や国を越えてこの作品が多くの方に受け入れて頂いたのであるならば、本当に映画冥利監督冥利に尽きます。ありがとうございます」とコメントを寄せている。

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