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どんなに孤独でも決して見捨てられたわけじゃない――「ディア・エヴァン・ハンセン」代表曲歌唱シーン公開

2021年11月18日 12:00

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劇中曲で唯一ステージ上でライブ演奏された「ユー・ウィル・ビー・ファウンド」
劇中曲で唯一ステージ上でライブ演奏された「ユー・ウィル・ビー・ファウンド」
(C)2021 Universal Studios. All Rights Reserved.

ラ・ラ・ランド」「グレイテスト・ショーマン」の製作陣が、傑作ミュージカルを映画化する「ディア・エヴァン・ハンセン」の本編映像が公開された。劇中曲で唯一ステージ上でライブ演奏された「ユー・ウィル・ビー・ファウンド」の歌唱シーンが収められている。

本作のもととなった同名ブロードウェイの人気ミュージカルは、第71回トニー賞で6部門(作品賞、脚本賞、主演男優賞、助演女優賞、楽曲賞、編曲賞)を制覇し、第60回グラミー賞(最優秀ミュージカルアルバム賞)、第45回エミー賞(デイタイム・クリエイティブ・アーツ・エミー賞)を獲得。孤独な青年エヴァン・ハンセンが、1通の手紙と“思いやりの嘘”をきっかけに、本当の自分に気付いていく姿を描き出す。

エヴァンは学校に友達もなく、家族にも心を開けずにいる孤独な青年。ある日、自分宛に書いた「Dear Evan Hansen(親愛なるエヴァン・ハンセンへ)」から始まる手紙を、同級生のコナーに持ち去られてしまう。後日、校長から呼び出されたエヴァンは、コナーが自ら命を絶ったことを知る。悲しみに暮れるコナーの両親は手紙を見つけ、息子とエヴァンが親友だったと思いこみ、彼らをこれ以上苦しめたくないエヴァンは、思わず話を合わせてしまう。“思いやりの嘘”がSNSを通じて世界中に広がり、次々と共感を呼んだことで、彼の人生は大きく動き出す。

映画化にあたり、主演をミュージカル版と同じくベン・プラットが務め、ケイトリン・デバージュリアン・ムーアエイミー・アダムスが共演。スティーブン・チョボスキー監督(「ウォールフラワー」「ワンダー 君は太陽」)が監督を務めた。

このほど公開された映像は、エヴァンが多くの学生らが集まる講堂で行われたコナーの追悼式の舞台上で、「ユー・ウィル・ビー・ファウンド」をささやき声で歌い始めるシーン。同曲は、グラミー賞を獲得したミュージカルアルバムの代表曲だ。歌詞にもあるように“どんなに孤独だと感じても、決して見捨てられたわけじゃない”というメッセージを届ける重要な場面となっている。

このシーンについて、本作の楽曲と製作総指揮を担当したジャスティン・ポールは、「この作品の内容の親密さを考えると、歌のシーンは自発的でリアルなものにしたかった。突然パフォーマンスやミュージックビデオを挿入したかのような雰囲気にしたくなかったんだ。セリフから歌へと自然な流れで移行させたかったから、可能なかぎり撮影でのライブ音源を採用できるよう尽力した」と語っている。

さらに、プラットは、「実際に大勢の前に立っていたから、エヴァンとしてその恐怖を感じることができた。観客の前で本当に舞台に立ったおかげで、リアルな感情が生まれた」と撮影時を振り返り、「パニックになってしまうのは楽しいことじゃないけど、とにかくやり遂げたよ。みんなに自分の存在を認識してもらえて、満足感を味わえた」と語っている。

ディア・エヴァン・ハンセン」は、11月26日から全国公開。

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