「羊たちの沈黙」の“その後”を描く「クラリス」WOWOWで放送・配信決定! 瀧本美織が吹き替え担当
2021年11月16日 12:00
1991年に日本公開された「羊たちの沈黙」は、トマス・ハリスによる小説を、ジョナサン・デミ監督が映画化した作品。FBIの新人女性捜査官クラリス・スターリング(ジョディ・フォスター)が、犯罪者として収監されているレクター博士(アンソニー・ホプキンス)の協力を得ながら、女性の生皮を剥ぐ“バッファロー・ビル事件”の真相に迫るさまが描かれた。スピンオフドラマ「クラリス」では、“バッファロー・ビル事件”の1年後を背景に、過去のトラウマを抱えたクラリスが新たな凶悪事件の数々に挑む。
1993年。1年前の“バッファロー・ビル事件”で世間の注目を浴びるもトラウマに悩まされ、デスクワークを続けてきたFBIの新人捜査官クラリス。そんな彼女は、同事件でクラリスに命を救われた女性キャサリンの母親で、当時は上院議員だったが今は司法長官になったルース・マーティンに呼び出される。そして、女性2人が殺された事件を調べるため、特別捜査班“ViCAP”に加わるよう命令を受ける。男性ばかりの職場で上司クレンドラーとの対立に苦しむなか、新たな同僚エスキヴェル、友人アーデリアを味方につけ、クラリスは行動科学をもとに捜査を開始する。
クラリス役を新たに演じるのは、ドラマ「プリティ・リトル・ライアーズ」(シーズン6、7)でニコル役を演じたレベッカ・ブリーズ。番組を企画したのは、映画「トランスフォーマー」シリーズを立ち上げたヒットメイカーのアレックス・カーツマン、名映画監督シドニー・ルメットの娘ジェニー・ルメットだ。
海外ドラマの吹き替えに初挑戦となる瀧本は「海外ドラマの吹き替えが一つの夢だったので、今回実現したことがすごく嬉しいです。実際に吹き替えをしてみて、最初は緊張しましたが夢中になっていたらあっという間に時間が過ぎていて、本当に楽しかったです」と述懐しつつ、作品の内容に言及する。
瀧本「私が演じるクラリスは、被害者の声なき声に耳を傾けて真実を世の中に伝えることを使命とする強い女性で、私自身も勇気をもらうことが出来ました。ですが、実はトラウマを抱えていて心の内側にある弱さが描かれるシーンもあります。強さと弱さが共存している、魅力的な役柄だと思います。そんなクラリスの気持ちに寄り添いながら演じるように心がけたので、クラリスと一緒に自分の感情も激しく動いていきました。『クラリス』は映画『羊たちの沈黙』をご覧になったことがある方はもちろん、まだご覧になっていない方でも楽しむことが出来る作品です。登場人物それぞれの人間らしさや、何かを必死に乗り越えていこうとする姿が描かれているところに私もすごく引き込まれましたので、是非WOWOWでご覧ください」
なお、クラリスの相棒・エスキヴェルは、「ヒプノシスマイク」の碧棺左馬刻役をはじめ、数々の人気アニメで声優を務める浅沼晋太郎が吹き替えを担当している。
「クラリス」は、2022年1月にWOWOWで放送・配信予定。第1話は無料放送(WOWOWプライム)。また、同作の独占初放送・配信を記念し、12月27日の午後11時30分から「レッド・ドラゴン レクター博士の沈黙」、12月28日の午後10時45分から「羊たちの沈黙」、12月29日の午後11時から「ハンニバル」、12月30日の午後10時45分から「レッド・ドラゴン」、12月31日の午後10時45分から「ハンニバル・ライジング」を一挙放送・配信。マッツ・ミケルセンが主演したテレビシリーズ「ハンニバル(ドラマ版)」(シーズン1~3)を、12月1日より、WOWOWオンデマンドにて限定配信する。
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