豊川悦司&阪本順治監督が描く“究極の孤独” 「弟とアンドロイドと僕」予告編&場面写真9点
2021年11月11日 17:00

豊川悦司が主演し、阪本順治監督が完全オリジナル脚本を手がけた「弟とアンドロイドと僕」の予告編と場面写真9点が披露された。映像には、豊川演じる孤独なロボット工学者が、もうひとりの“僕”として、自分そっくりのアンドロイド開発に没頭するさまが不気味に映し出されている。
本作は阪本監督が、「これを撮らなければ自分は先に進めない」という覚悟で取り組み、自らの人生観を色濃く反映し、“究極の孤独”を描いた物語。阪本監督が「傷だらけの天使(1997)」「一度も撃ってません」など数多くの作品でタッグを組み、本作の脚本執筆前から主演にイメージしていたという豊川が、子どもの頃からずっと、自分が存在している実感を抱けないまま生きてきたロボット工学者・桐生薫を演じた。安藤政信が義理の弟に扮し、いつも何かに苛立っている厄介者の危うさを色気たっぷりに表現。さらに、吉澤健、風祭ゆき、本田博太郎、片山友希が共演した。

予告編は、フードを被った桐生が廊下を歩く姿と、「僕は、ずっと、フィクションだった。」という意味深なテロップで幕を開ける。大学でロボット工学を教える桐生は、周囲に奇異の目で見られながら、もうひとりの“僕”をつくるため、アンドロイド開発に打ちこんでいた。ある日、義理の弟が桐生を訪れ、寝たきりの父親(吉澤)が自分の名前を呟いていると知り、延命処置を希望するも強く断られ、「僕のどこが勝手なんですか!」と絶叫するさまが確認できる。

やがて、家族からも見放された桐生の巨大な屋敷に、同じく存在意義を見出せない謎の少女(片山)が現れる。少女は何者なのか、桐生がもうひとりの“僕”を作っている目的は何なのか――謎めいたカットが連続する映像となった。

場面写真には、洋館のなかで佇み、鏡に触れる桐生を活写。自転車にふたり乗りをする桐生と少女のカットや、義理の弟の姿もおさめられている。
「弟とアンドロイドと僕」は、2022年1月7日からkino cinema横浜みなとみらい、立川高島屋S.C.館、天神ほか全国で順次公開。
(C)2020「弟とアンドロイドと僕」FILM PARTNERS
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