中国発の「イカゲーム」模倣番組に批判殺到 タイトルは「イカの勝利」から「ゲームの勝利」に変更
2021年10月30日 11:00

世界的なブームとなっているNetflixの韓国ドラマ「イカゲーム」(全9話)。9月17日の世界配信開始から約1カ月後、中国で模倣だと疑われるような作品が登場し、大きな議論を巻き起こした。
「イカゲーム」は、多額の借金を抱えた人々が巨額の賞金を獲得すべく、生死を賭けたサバイバルゲームに挑むさまを描いたサスペンスドラマ。Netflixは中国に進出していないが、多くの人々が海賊版を通して、本作を鑑賞。中国のソーシャルカルチャーサイト「Douban」では、“見た”をチェックしたユーザーが37万人を突破(10月28日時点)。日本発のNetflixオリジナルシリーズ「今際の国のアリス」の“見た”は14万人となっており、その数字を大幅に超えている。

10月20日、アリババ傘下の大手配信プラットフォーム「優酷(Youku、ヨウク)」は、“中国初のゲームソーシャルドラマバラエティ番組”と銘打った作品の製作を発表。そのタイトルは、日本語で直訳すると「イカの勝利」。番組の内容、ポスタービジュアルを見ると、「イカゲーム」をイメージしていると言わざるを得ない。
「イカの勝利」の製作発表後、中国最大のSNS「微博(WEIBO:ウェイボー)」では批判の声が続々とあがった。「非常に恥ずかしい!」「パクリは最低」「製作者をクビにしろ!」という投稿が散見し、中国のメディアも「イカの勝利」の製作発表、その後の炎上騒動について報道を行った。

批判を受けた「優酷(Youku、ヨウク)」は10月20日の夜、「微博」の公式アカウントで「スタッフのミスによって、否決されていた初期段階のデザインを公表してしまいました。大変申し訳ございません。番組タイトルの正式名称は『ゲームの勝利』です」といった謝罪文を発表。しかし、中国のユーザーの疑念は払しょくできず。「こんな嘘、誰が信じるの」「世界に晒した恥をどうやって挽回するんだ」「『ゲームの勝利』というタイトル案は作ったばかりのものでしょう?」といったコメントが寄せられ、火に油を注ぐ結果となった。
今回の騒動は、中国国外でも報じられ、特に「イカゲーム」の製作国である韓国で大きな話題に。中国への批判が、現在でも続いている状態だ。なお、中国のバラエティ番組の“パクリ疑惑”は、今回が初めてのことではない。その理由として「オリジナル企画の難航」「ライセンス料の高騰」が原因と指摘されている。
なお「優酷」は10月28日、当初の予定通り、2022年に「ゲームの勝利」を配信すると発表した。
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