ハリウッドのストライキ、直前で回避 賃上げで合意も不満の声消えず
2021年10月23日 07:00

ハリウッドで懸念されていたストライキが期限直前になって回避された。米ロサンゼルス・タイムズ紙が報じている。
映画やドラマ、演劇、コンサートなどを支えるクルーの労働組合であるIATSE(国際舞台演劇・映画従事者同盟)は、映画会社やテレビ局、Netflixやアマゾンなどが所属する業界団体AMPTP(全米映画テレビ製作者協会)と、映画、およびテレビ番組制作に関する契約更改交渉を過去4カ月間にわたって行ってきたが、膠着状態に陥ったため、ストライキの実施を準備。10月17日の真夜中までに新たな契約がまとまらなければ、18日からストライキに突入することになっていた。
しかし、16日に双方が新契約で合意したため、ストライキを回避。年3%の賃上げや、ストリーミング作品における給与や労働条件の改善、平日は週に計10時間、週末は計54時間の休息を与えるという条件になっている。
今回の合意に関しては、インフレ率が5.4%であるのに年3%の賃上げでは低すぎることや、1日12時間以上の過酷な労働条件が改善されていないなど、IATSE会員のあいだでは不満の声もある。今回の契約が批准するためには、約4万人の会員の過半数が同意する必要がある。
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