アレック・ボールドウィン氏使用の小道具で2人死傷 西部劇撮影中に誤射か
2021年10月22日 16:15

俳優のアレック・ボールドウィン氏が10月21日(現地時間)、米ニューメキシコで西部劇「Rust(原題)」を撮影中に小道具の銃を発砲し、撮影監督のハリナ・ハッチンス氏が死亡。監督のジョエル・ソウザ氏が負傷した。
サンタフェ郡保安官事務所によると、42歳のハッチンスさんは、ヘリコプターでニューメキシコ大学病院に搬送されたものの、死亡。48歳のソウザさんは救急車でサンタフェのクリスタス・セント・ビンセント・リージョナル・メディカル・センターに運ばれ、治療を受けている。
21日午後、本作の製作主体であるRust Movie Productions LLCは、「空砲を使ったプロップガン(撮影用小道具銃)の誤射による事故が発生した」と声明を発表。しかし、保安官事務所は、どのような種類の弾丸が使われたかを断定するには早すぎると指摘しており、「事故」という言葉も使っておらず、判断は捜査当局に委ねられている。
ボールドウィン氏は捜査当局に尋問されたのち、釈放されている。この事件で逮捕者はおらず、告訴もされていないが、保安官事務所によると、警察当局が目撃者に聞き取り調査を行っており、事件は引き続き調査されるという。
Rust Movie Productions LLCは、同日夜に再度声明を発表。キャストとスタッフは、この事件に「打ちひしがれている」と述べ、同社が調査に全面的に協力していることを明らかにしている。
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