ヘンリー・ゴールディング×「追憶と、踊りながら」ホン・カウ監督 「MONSOON モンスーン」22年1月14日公開
2021年10月15日 12:00

ヘンリー・ゴールディング(「クレイジー・リッチ!」「G.I.ジョー 漆黒のスネークアイズ」)が主演し、30年ぶりにベトナム・サイゴン(現ホーチミン)へ帰郷した男のアイデンティティを探す旅路を描いた「MONSOON(原題)」が、「MONSOON モンスーン」の邦題で、2022年1月14日に公開されることが決定。「追憶と、踊りながら」のホン・カウが監督を務める。
主人公キットは、両親の遺灰を埋葬するため、30年ぶりに祖国であるサイゴンに足を踏み入れる。彼は6歳のとき、家族とともにベトナム戦争後の混乱を逃れてイギリスへと渡ったボート難民だった。訪れたサイゴンはいまやすっかり経済成長を遂げ、かつての姿は見る影もなかった。
イギリス人の父とマレーシア人の母を持つゴールディングは、キットの持つ複雑なアイデンティティに強い共感を抱いたという。またホン監督は、キットと同様、カンボジアから逃れてベトナムに渡り、8歳まで同国で過ごし、その後、ボート難民として渡英していた過去を持つ。
本作の見どころは、変わりゆくサイゴンと変わらないハノイをとらえた、ベトナムの“いま”を伝える異国情緒溢れる映像美。サイゴンでは、大量のバイクが道路を行き交い、巨大なビルが立ち並ぶ一方、ハノイには古い町並みが残っている。前者では新世代が活躍し、後者では旧世代が昔ながらの暮らしを営んでいるが、年齢的には新世代に属するキットは、ハノイに安らぎを感じる。変わり果てた街になじめず、故郷にいながらも孤独を感じるキットの、過去の面影をめぐる旅が描かれる。
あわせて披露されたビジュアルには、ベランダからサイゴンの街を眺めるキットの後ろ姿を活写。過去の傷を抱えながら生きてきたキットの郷愁や、未来への希望を感じさせる表情が印象的だ。「この街の風が孤独な心を癒していく――」というコピーもおさめられている。
「MONSOON モンスーン」は、22年1月14日に東京・ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
KILL 超覚醒
【面白すぎてヤバい映画】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“超刺激作”
提供:松竹
ズートピア2
【質問:すみません、今年の冬、どの映画を観たらいいですか?】答え:私は「ズートピア2」を絶対に観ますね!!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
人生に迷ったとき、この映画が“効く”だろう。すべての瞬間が魂に突き刺さる体験が待っている
提供:ディズニー
ブルーボーイ事件
【日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化】鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
プレデター バッドランド
【ヤバすぎる世界へようこそ】“最弱”ד下半身を失ったアンドロイド”=非常識なまでの“面白さと感動”
提供:ディズニー
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ