追憶と、踊りながら
劇場公開日 2015年5月23日
解説
ロンドンで暮らす初老の中国人女性とゲイのイギリス人青年の交流を、「007 スカイフォール」「クラウド アトラス」のベン・ウィショー主演で描いたヒューマンドラマ。介護ホームで暮らすカンボジア系中国人の女性ジュンは、息子のカイが面会に来てくれる時間だけを楽しみに毎日を過ごしていた。ジュンはカイの友人リチャードを毛嫌いしていたが、リチャードはジュンのことをいつも気にかけている。ある日、リチャードは英語が話せないジュンのために通訳を雇うが……。「グリーン・デスティニー」などのベテラン女優チェン・ペイペイが、孤独な母親役を好演。本作が長編第1作となるカンボジア出身の新鋭ホン・カウ監督が、自身の母への思いを投影させながら繊細なタッチで描いた。
2014年製作/86分/G/イギリス
原題:Lilting
配給:ムヴィオラ
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2017年9月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
中国語と英語で話し合うので、慣れるまでにイライラした。
終盤につれて俳優達のすばらしさに引き込まれてしまい、言葉の違いはなくなって行った。
ただ、ベンがほとんど会ったこともない恋人の母親にあそこまでのめり込むことが違和感を感じた。
2017年2月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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母と恋人。言葉も文化も相容れない2人が共有するのは、愛と孤独。異国の地で母が初めて誰よりも深く通じ合えたのは愛の記憶。
残された者にできる事はただ忘れない事。絶え間無く続くその悲しみも残された者に唯一許された救いだから。想い出を傍に、それでも続く日々を、生きてゆく。
冒頭に流れる夜来香の歌詞
「長き夜の泪 唄ううぐいすよ
恋の夢消えて 残る夜来香」
母が感じた息子の匂い。恋人が好きだと言った彼の匂い。映像越しに感じとれた気がした。
儚く美しく優しい。繊細な演技と描写に胸がうたれる。
2016年12月21日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
イギリスの老人ホームに入所している中国人の女性のもとに、イギリス人の青年が訪ねてくる。
この女性にはゲイの息子がいたのだが、事故で亡くなっており、青年は息子の愛人だった。
英語と中国語が出てきて、通訳が訳しながら会話が進むので、このテンポに慣れないと眠くなる。
繊細な演技が素晴らしく、映像がとにかく美しい。
いい映画です。
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