佐藤健、清原果耶の“貫禄”に驚き「10代というのが信じられない」
2021年10月8日 16:00
中山七里の小説を映画化した「護られなかった者たちへ」の大ヒット御礼舞台挨拶が10月7日、東京・ユナイテッド・シネマ豊洲で行われ、佐藤健、清原果耶、瀬々敬久監督が登壇した。
本作は、東日本大震災から10年が経った宮城・仙台で発生した連続殺人事件の容疑者となった利根(佐藤)と、彼を追う刑事・笘篠(阿部寛)の姿から、日本社会が抱える格差の実態を浮き彫りにする。
佐藤は「ここは僕の大好きな映画館なんです。毎回好きな映画が公開されると、ここの映画館に来ています。このスクリーンでご挨拶できることを嬉しく思います」とにっこり。緊急事態宣言が明けて、観客席が100%埋まった状態での舞台挨拶となった。
初共演となった清原に聞いてみたかったこととして、佐藤は「まだ未成年でいらっしゃるんですよね。考えられないです。20代中盤で、もう主演作品を10本以上やってきているような貫禄を撮影の時から持ってらっしゃったんですが、何ででしょうか?」と質問。「色々な人に意見するときも全く物怖じしないというか、10代というのが信じられないんですが、本当ですか?」と疑問をぶつけると、瀬々監督も「最初に朝ドラ『なつぞら』を見た時に、最後30代の役をやっていて、びっくりしました。本当に大人っぽいですよね。秘訣は?」と加勢。
清原は「ずっと緊張しているんです、私。動かないくらい緊張していて、堂々としている風に見えているだけかもしれないです」と答えると、佐藤が「初日舞台挨拶の時も変わらず凛としていたのですが、『緊張しているんです』と言った時はかわいかったですね」と、舞台裏の様子を伝える。
観客からの質問に答える企画では、本作を見た家族からの反響を聞かれた佐藤が「母親が2、3回観てくれたみたいで、『色々考えさせるねえ』って言っていました。『利根くんかわいそうだねえ』って。母親は皆さんの感想もネットで見ていて、『皆さんからの感想もいいことばかりで嬉しいねえ』って言ってました」と母親の反応を明かした。