静と動を操る巨匠リドリー・スコット監督の極意 「最後の決闘裁判」特別映像
2021年10月5日 08:00

「ブレードランナー」「グラディエーター」などで知られるリドリー・スコット監督最新作「最後の決闘裁判」の特別映像(https://youtu.be/ckAWcnthAnE)が披露された。
本作は、史実としていまだに真相不明なフランス最後の決闘裁判を、事件を告発した被害者、被害者の夫、訴えられた容疑者の3人の視点で描く。マット・デイモンとベン・アフレックが、アカデミー賞脚本賞を受賞した「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」以来24年ぶりに脚本でタッグを組んだ。
中世フランス、騎士カルージュ(デイモン)の妻マルグリット(ジョディ・カマー)が、夫の旧友ル・グリ(アダム・ドライバー)に乱暴されたと訴えるが、彼は無実を主張し、目撃者もいない。真実の行方は、夫と被告による生死を賭けた“決闘裁判”に委ねられる。
特別映像は、カルージュとル・グリの激しい決闘シーンや、手書きされた決闘シーンの絵コンテが登場し、彼らが決闘裁判に挑むことになるまでの裁判や、貴重なメイキングなどが収められている。
あわせて、甲冑に身を包み、半分切り取られたヘルメットから前方を見据えるデイモン演じるカルージュの場面写真も公開された。史実によると本来は顔を全て覆っているヘルメットだったが、スコット監督は、誰が誰に何をしているか分かるように、あえて前面を半分切り取ったヘルメットを用意したという。
本作の脚本は、つひとの事象を登場人物それぞれの視点で描いた映画「羅生門」に影響を受けており、マルグリット、カルージュ、ル・グリの視点で物語が展開する3部構成が採用されている。
脚本に惹かれたというスコット監督は、視覚的な映像表現に対する優れた才能を称賛される監督の筆頭格であり、複数のカメラを使用して、360度全方向を撮影する手法で知られている。
本作でもスコット監督ならではのこの撮影方法を用いて、生々しくも鮮烈なアクションと繊細な映像表現でリアリティある圧巻の映像を作り上げた。特別映像内では「ダイナミックさが肝心。馬が速く走る時も、落ちる時も、感情の変化も、予想外の展開でも……ダイナミックさを際立たせると静寂になる。静寂は強さだ」と、鬼気迫る映像を作り上げる極意を明かしている。
「最後の決闘裁判」は、10月15日から全国公開。

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