中山優馬主演で児童虐待に真正面から挑む「189」12月3日公開 予告編&ポスター完成
2021年9月30日 08:00

歌手で俳優の中山優馬が5年ぶりに2度目の映画主演を務める「189」が、12月3日からグランドシネマサンシャイン池袋、イオンシネマほかで全国公開されることが決定した。あわせて30秒予告編(https://youtu.be/5shROIpSVos)と90秒予告編(https://youtu.be/SdkaApUX_Ww)がYouTubeで公開され、ポスターもお披露目された。
本作は、児童虐待から子どもたちを“いちはやく”助けられるよう設置された児童相談所虐待対応ダイヤル「189(いちはやく)」を題材に、実在の事件から着想を得てオリジナル脚本で映画化。加門幾生監督がメガホンをとり、小さな命を救うために奔走する児童虐待対策班を通じて社会問題を描くことで、問題解決の一翼を担えればという願いから誕生した。
中山が演じるのは、新人児童福祉司の坂本大河。大河をサポートする弁護士・秋庭詩音役で夏菜が出演し、前川泰之、灯敦生、太田結乃、滝川広志(コロッケ)、寺西拓人、平泉成、吉沢悠が共演する。
新人児童福祉司の大河は、シングルマザーの母親に虐待されて一時保護所にいた少女を親元へ帰す現場に立ち会う。しかし、翌日、少女が亡くなったと知らされる。苦悩した末に辞表を手にした大河だったが、職場から電話が入り、父親から虐待を受けて病院に搬送された6歳の少女のもとへ向かう。父親は虐待を否定するが、医師から少女の傷は虐待によるものである可能性が高いと聞かされた大河は、少女を一時保護。弁護士の詩音とともに、虐待の事実を立証すべく奔走する。
予告編は、児童相談所虐待対応ダイヤル「189(いちはやく)」の自動音声から始まる。不条理な暴力にさらされる子どもたちの現状に直面する大河。父親から虐待を受ける少女の痛ましい姿と、「パパにたたかれたのはうそです」「ぜんぶじぶんでやりました」という痛ましいセリフが胸に突き刺さる。映像のラストには、大河が「子供に寄り添う心すらないやつが子供の命を預かるな!」と怒りを爆発させる場面が収められている。
予告編には、降幡愛が歌う主題歌「東から西へ」(Purple One Star)が一部使用されており、挿入歌を増田典子役を演じる灯敦生が担当することも発表された。挿入歌「指先のミライ」は書き下ろし楽曲となり、俳優・須賀健太を監督に迎えたミュージックビデオが近日公開される予定だ。
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