「黄龍の村」は“自分にとって大きな転換期に撮った作品”と阪元裕吾監督
2021年9月25日 15:00

日本バイオレンス映画界の新星として今最も注目を集めている阪元裕吾監督の最新作「黄龍の村」が9月24日、池袋シネマ・ロサで公開され、阪元監督をはじめ、主演の水石亜飛夢、共演の松本卓也、鈴木まゆ、伊能昌幸が初日舞台挨拶に立った。
「黄龍の村」はある村を舞台に、狂気の集団と若者たちの想像を絶する惨劇を描くもの。若者たちが次々と生贄(いけにえ)となり、前代未聞の驚愕の体験が待ち受けるという予測不能、ネタバレ厳禁のバイオレンスホラー。アメリカのテキサスファンタスティック・フェスト映画祭に続き、スペインのホラー&ファンタ系映画の祭典「サン・セバスチャンホラー&ファンタジー映画祭」(第32回)にも正式出品されることが決定している。
阪元監督は「『ある用務員』『ベイビーわるきゅーれ』に続き今年3本目の公開ですが、『黄龍の村』は2本の前に撮った作品なので、ドキドキしながら公開を楽しみにしていました」と挨拶し、「ホラーをやろうとしたら、途中からバトルアクションになった」と明かした。
「魔進戦隊キラメイジャー」キラメイブルー役などで注目度が急上昇中の水石は「撮影から2年経って公開できて良かった。ホラーが苦手な人も大丈夫な作品です。脚本を最初に読んだ時、主人公の途中の急展開に驚きましたが、あそこまであっさりしていると受け入れやすかったです」と、ネタバレ厳禁を意識した表現で鑑賞意欲を刺激した。
「ハングマンズ・ノット」「ファミリー☆ウォーズ」など阪元監督作品に数多く出演している松本は「この映画を見て、アクションでは阪元監督の原点に戻ったんじゃないかと思う」とし、鈴木は「アホみたいな展開を楽しんで演じられた」と阪元監督作品に出演した感想を述べ、壇上での監督、キャストのやり取りから撮影時の自由さと雰囲気の良さが伝わってきた。
そして、伊能は「アクションは大変でした。共演した一ノ瀬ワタルさんは体が大きく腕力も強いので、本当にパンチが当たったら危なかったほどの迫力」と振り返り、阪元監督もそんな伊能と一ノ瀬の役者魂を絶賛。伊能が出演した阪元監督の「最強殺し屋伝説国岡 完全版」も10月8日より同館で公開される。
最後に阪元監督は「『黄龍の村』は自分にとって大きな転換期に撮った作品なので、青春映画のノリで楽しく、爽快な気持ちになって欲しい」とアピールし、伊能も「ネタバレ厳禁なので難しいと思いますが、気に入ったらSNSなどに感想をツイートしていただければと思います」と舞台挨拶を締め括った。
キャストは他に秋乃ゆに、ウメモトジンギ、石塚汐花、小玉百夏ら今後の活躍が期待される若手俳優が集結。また海道力也、一ノ瀬ら個性派俳優が脇を固めている。音楽は遠藤浩二。主題歌は日本のオルタナティブ・ロック界で注目のHelsinki Lambda Club(ヘルシンキ・ラムダクラブ)。
なお、9月26日には阪元監督、水石、伊能、小玉が登壇するトークイベントが開催される。
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