タランティーノが絶賛 「スウィート・シング」予告編&新場面カット公開
2021年9月18日 10:00

2020年の第70回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門で最優秀作品賞に輝いた「スウィート・シング」の予告編と、「スタンド・バイ・ミー」へのオマージュのような線路上を歩く子どもたちを収めた新場面カットが公開された。
本作は、ジム・ジャームッシュと並ぶ米インディーズ映画のアイコンとして知られるアレクサンダー・ロックウェル監督の新作で、現代に生きる子どもたちの冒険を描いた、悲しくも幸福なファンタジーだ。舞台は米マサチューセッツ・ニューベッドフォード。普段は優しいが酒のトラブルが尽きない父アダムと暮らす15歳の少女ビリーと11歳の弟ニコは、ある日、父アダムが入院措置となったことで、家を出た母親イヴのもとへ行くことになる。
Photo Credit: Lasse-Tolbollロックウェル監督の実の子どもたちが主役を演じており、姉ビリー役に娘のラナ、弟ニコ役に息子のニコが扮した。母親イヴ役も実際のパートナーであるカリン・パーソンズ、父親アダム役を「イン・ザ・スープ」からの盟友で、近年は「ミナリ」への出演など活躍中のウィル・パットンが演じている。
このほど公開された予告編では、酒に溺れる父アダムと、子どもたちを気にも留めない母イヴとの暮らしのなかで、ビリーとニコが少年マリクと出会う様子が描かれる。逃走の旅を始める3人の子どもたちの姿はいきいきとした表情を見せ、その笑顔は輝きを放っている。また、鬼才クエンティン・タランティーノが、「この数年に見た新作で、もっともパワフルな作品のひとつだ」と絶賛するコメントを寄せている。
Photo Credit: Lasse-Tolbollロックウェル監督の日本での最後の劇場公開作は、1995年の「フォー・ルームス」。その後もスティーブ・ブシェミ、ジェニファー・ビールス共演の「13 rooms」(2002)や、日本では配信のみの「ピート・スモールズは死んだ!」(2010)など人気作はあったものの劇場公開されず、ロックウェル自身がニューヨーク大学で教鞭をとっているため寡作となっていた。
「スウィート・シング」は、10月29日から東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国で順次公開。
Photo Credit: Lasse-Tolboll
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
KILL 超覚醒
【面白すぎてヤバい映画】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“超刺激作”
提供:松竹
ズートピア2
【質問:すみません、今年の冬、どの映画を観たらいいですか?】答え:私は「ズートピア2」を絶対に観ますね!!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
人生に迷ったとき、この映画が“効く”だろう。すべての瞬間が魂に突き刺さる体験が待っている
提供:ディズニー
ブルーボーイ事件
【日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化】鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
プレデター バッドランド
【ヤバすぎる世界へようこそ】“最弱”ד下半身を失ったアンドロイド”=非常識なまでの“面白さと感動”
提供:ディズニー
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ