Netflixの実写版「三体」第1話の監督に大抜てき! 「少年の君」デレク・ツァンはどんな人物?
2021年9月9日 13:00

中国発の世界的ベストセラー小説「三体」3部作の実写ドラマシリーズ(Netflix版)の第1話の監督を、「少年の君」のデレク・ツァンが担当することが発表され、中国国内で大きな話題となっている。
「三体」は、中国の作家リュウ・ジキン(劉慈欣) によるSF小説。2015年、石川慶監督作「Arc アーク」の原作者としても知られるケン・リュウによって翻訳された英語版は、アジア圏の作品として、初のヒューゴー賞長編部門(第73回)を獲得。世界的な評価を受け、日本でもシリーズ完結編「三体III 死神永生」(早川書房)が5月に発売。Netflix版のほか、中国国内でのドラマ化、映画化、アニメ化といったプロジェクトが同時進行中。世界で最も注目されているコンテンツのひとつといっても過言ではない。
Netflix版は、原作と同様の3部構成となっており、原作者のリュウ・ジキン、翻訳を担当したケン・リュウが顧問として参加。大ヒットドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のクリエイターとして知られるデビッド・ベニオフとD・B・ワイスがショーランナーを務めるなど、豪華スタッフ陣が結集している。だが、2020年12月、制作総指揮に名を連ねた、中国大手総合エンタテインメント会社Yoozooグループ(遊族網絡)会長兼CEOのリン・チー(林奇)氏が毒殺され、作品の行方を不安視する声があがっていた。

そんななか、大役を射止めたデレク・ツァン監督。彼は、香港の名優エリック・ツァンの息子で、カナダ留学を経て、22歳の時に役者としてデビュー。09年には、エリック・ツァンの主演映画「Lover's Discourse(英題)」を、ジミー・ワンと共同監督で作り上げ、映画監督デビューを果たした。16年に手掛けた「ソウルメイト 七月(チーユエ)と安生(アンシェン)」は、第53回金馬奨に7部門ノミネート。主演のチョウ・ドンユィとマー・スーチュンが、主演女優賞を受賞し、中華圏で爆発的な人気をほこる作品となった。
現在日本公開中の「少年の君」は、金馬奨や金像奨といった中華圏の映画賞を席巻するだけでなく、第93回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされるという快挙を達成。中華圏の新鋭監督のひとりとして、その才能を業界全体から認められている。Netflix版「三体」への抜てきは、中国で話題を呼び、映像美を重視するデレク・ツァン監督への期待は高まっている。その一方で「三体」は中国の歴史に深く関わる内容であるため「そのような“重いテーマ”を表現することはできるのだろうか」と不安視する声も少なくはない。
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