潔癖症の男女が繰り広げる、予測不能な恋のドンデン返し！　台湾発の恋愛映画「恋の病」予告編が公開

2021年6月20日 09:00

海外の映画祭で数々の映画賞を受賞した台湾映画「恋の病　潔癖なふたりのビフォーアフター」の予告編が公開された。あわせて、場面写真6点も披露された。

本作は、潔癖症の男女が織り成す予測不能な恋を描いたラブストーリー。日本でもリメイクされた台湾の大ヒット青春映画「あの頃、君を追いかけた」で執行監督（※台湾映画独自の役職で、主に撮影現場で指導、指揮をする）を務めたリャオ・ミンイーがメガホンをとり、監督デビューを飾った。

重度の潔癖症の青年ボーチンは、一般的な社会生活を送ることができず疎外感を抱えている。ある日、いつものように防塵服に手袋とマスクの完全武装で外出した彼は、電車内で同じような格好をした女性ジンを発見。彼女も重度の潔癖症で、さらにスーパーマーケットで万引きを重ねる窃盗症まで抱えていた。運命的に出会いったふたりは、他人から疎外される恐れのない安心感に満ちた関係を築いていく。

ボーチン役を演じたのは、「オーバー・エベレスト陰謀の氷壁」や山田涼介主演のドラマ「金田一少年の事件簿獄門塾殺人事件」に出演したリン・ボーホン。ジン役は、「黒衣の刺客」「パラダイス・ネクスト」などで注目を集めた人気女優ニッキー・シエが演じた。ふたりは本作の演技が高く評価され、台湾アカデミー賞とも称される金馬奨で、最優秀主演男優賞と最優秀主演女優賞に揃ってノミネートされた。本作はイギリス、イタリア、アメリカなど、国外の映画祭でも様々な賞を獲得している。

予告編は、ともに重度の潔癖症を抱えるボーチンとジンが運命的に出会うところから始まる。突飛な行動をとるジンに面食らいながらも、屈託のない彼女に惹かれていくボーチン。パソコンのタイピングが異常に遅いボーチンをジンが手助けしたり、防塵服姿でいっしょに食事に出かけたり、ふたりは少しずつ距離を縮め、清らかな恋愛が始まる。しかし、ボーチンの潔癖症が突然治ったことで、ふたりの関係は破綻。病院で「潔癖症に戻せませんか？」と懇願するジンや、強い口調で言い争う様子など、すれ違うふたりの姿が映し出される。

「恋の病　潔癖なふたりのビフォーアフター」は、8月20日からシネマート新宿・心斎橋ほか全国順次公開。