神木隆之介、木村昴とは「のび太の恐竜2006」以来の共演!誕生日を率先して盛り上げる
2021年6月20日 15:00
社会現象を巻き起こした4コマ漫画をアニメ映画化した「100日間生きたワニ」のオンラインヒット祈願イベントが6月20日、東京・スペースFS汐留で行われ、神木隆之介、木村昴、ファーストサマーウイカ、上田慎一郎監督、ふくだみゆき監督が来場した。さらにこの日はVTR出演として中村倫也も参加した。
2019年12月12日から20年3月20日まで、原作者・きくちゆうき氏のTwitterに100日間毎日投稿された「100日後に死ぬワニ」をもとに製作された、アニメ映画「100日間生きたワニ」。100日間のワニの何気ない日常、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちの“その後”を描く。
桜の花が印象的な本作を踏まえ、この日のイベントでは映画のヒットを祈願し、しだれ桜の景観が評判を集める茨城県・吉田神社のオンライン祈祷が行われた。ふくだ監督が「わたしたち自身も初めての体制で作りましたし、製作も独特だったみたいで。自分たちの好きなように、やりたいことを許してもらって。いつ完成したのかと言えないくらいギリギリまで粘りました」とニッコリ。上田監督も「声を録った後で、さらに間を調整するということをやって。各所にご負担をかけましたが、間が大切な作品なので。一般的なアニメの作り方ではありえないようなことをやらせていただきました」と続けた。
原作の初期段階から注目していたという上田監督は、「最初は実写映画として考えていて。ワニのかぶりものではなく、人間に置き換えて実写化を企画していたんですけど、東宝さんから、ふくだと一緒にアニメにするのはどうでしょうかと提案されて。今はアニメにしてよかったなと思いました」と明かした。
上田監督とふくだ監督によると、ワニ役の神木のキャスティングはすぐに決まったという。「ワニが持っているひたむきさ、ピュアさ、すれていない心、ザ・主人公ともいうべき失った時の喪失感などがあった」という上田監督。さらにネズミ役の中村は、「中村さんはいろんな役をやるのにニュートラルな感じで、フラットに演じられる。実際に神木さんとも仲がいいということで、ワニとネズミは仲がいい人にやってもらいたかった。出てくる空気感が違うんで」と明かす。
さらにモグラを演じる木村は「パッと明るくなる華のある声質。いい意味で三枚目感のある人」、センパイを演じる新木に関しては「新木さんがインタビューで受け答えしているのを見て、言葉を丁寧につむいで、品がある人。初恋のお姉さん感がある人」、そしてイヌを演じるウイカは「姉御的な、飲み会とかにいてほしい人。この人がいると助かるというか、現場の温度が上がる人」という意図があったという。
親友役の神木・中村コンビは、仲の良さがキャスティングの理由のひとつとなったというが、実は同じ親友役の神木・木村コンビも付き合いは長いのだという。神木が小6、木村が中3の時に「映画ドラえもん のび太の恐竜2006」で共演経験があったそうで、神木は「僕は(恐竜の)ピー助の役だったんですけど、その現場では年が近かったんですよ。何も分からなかったので、頼るべきお兄ちゃんでした」と述懐する。
ふたりが共演するのはそれ以来だったというが、「神木くんがコミュニケーションおばけというか。久しぶりに会うんで緊張して。『神木さん、ご無沙汰しています』と言おうとしたら、神木くんが『おいっす。昴くん、久しぶり!』って。16年ぶりでも対応が変わっていない」と笑いながら振り返る木村。一方の神木も「あれから時が止まっていて。『隆ちゃん!』と来てくれるかと思ったんだけど。時間が止まっていたのは俺だけだった」と胸中を明かした。木村は「どっちの対応がいいかなと思っていたんだけど、賭けに失敗した」と悔やむも、「でも久しぶりに隆ちゃんに会えて。それからは楽しくやらせてもらいました。アップデートできて楽しかったです」と晴れやかな顔を見せた。
なお、6月29日は木村の誕生日ということでひとあし先にサプライズでお祝いするひと幕も。「もうすぐ31歳になります。皆さんとこの日を迎えられたのをうれしく思います。生まれてきて良かったです」と笑顔をみせる木村に対して、神木も「ケーキの前に立って写真を撮ろう」「あちらのカメラに目線を向けて」など、率先して場を盛り上げるなど、会場は祝福ムードに包まれていた。映画は、7月9日から全国で公開。
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