リブート版「悪魔の毒々モンスター」、悪役にケビン・ベーコン

Photo by Todd Williamson/NBC/NBCU Photo Bank via Getty Images

米レジェンダリー・エンタテインメントが手がけるリブート版「悪魔の毒々モンスター」のキャストに、ケビン・ベーコンが新たに加わった。米ハリウッド・レポーターが独占で報じている。

低予算のB級ホラーコメディで知られる米トロマ・エンターテインメントが1984年に発表した「悪魔の毒々モンスター」は、不良たちに追われて逃げた先の工場で、有毒廃棄物が入ったドラム缶に落ちたことで、醜悪なモンスターへと変身を遂げたいじめられっ子の青年メルビンが、新たに手に入れた超人的な力を用いて町にはびこる悪を一掃していくというストーリー。映画マニアからの熱狂的な支持を得て、トロマ・エンターテインメント最大のヒット作となった。続編3作に加えて舞台ミュージカルや子ども向けテレビアニメが製作されたほか、マーベルでコミック化もされている。

リブート版では、「この世に私の居場所なんてない」のメイコン・ブレアが脚本と監督を務め、大ヒットドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のピーター・ディンクレイジが主人公メルビン役で主演する。ほか、「ルーム」「ワンダー　君は太陽」のジェイコブ・トレンブレイ、テイラー・ペイジ（「マ・レイニーのブラックボトム」）の出演がすでに決まっており、今回新たに加わったベーコンは悪役を演じるとのことだ。撮影は6月末からブルガリアでスタートする。

ジェームズ・ガン監督の「スーパー！」や「X-MEN：ファースト・ジェネレーション」など、数多くの映画で印象的な悪役を演じてきたベーコンは現在、先ごろシーズン3への更新が決定した米Showtimeのヒット犯罪ドラマ「CITY ON A HILL 罪におぼれた街」で主演を務めている。