佐藤健、「るろ剣」は「完結というより完成」 有村架純と着物姿を披露
2021年6月4日 18:42
俳優の佐藤健が6月4日、都内で行われた「るろうに剣心 最終章 The Beginning」の初日舞台挨拶に出席。10年続いた「るろうに剣心」シリーズ最後の作品が公開を迎え、「やっとこの日が来たかと嬉しい気持ちです。完結というより、完成するという言い方が正しいと思っています」と挨拶した。
「るろうに剣心 最終章 The Final」(公開中)では、剣心が自らの手で惨殺した妻・雪代巴という一人の女性の存在が初めて明かされ、その巴の弟であり、剣心への復讐のため東京に総攻撃を仕掛けるシリーズ最恐の敵・雪代縁との究極の戦いが描かれる。続く本作では、巴との壮絶な過去と剣心の“十字傷”に秘められた真実が明らかになる。全国363館で初日を迎え、この日は佐藤のほか、有村架純、村上虹郎、北村一輝、江口洋介、大友啓史監督が登壇した。
佐藤と有村は着物姿で登壇し、佐藤は「似合いますね。(有村は)歩き方がマスコットみたいでかわいい」とにっこり。舞台挨拶に緊張しているという有村に対して、「充電が切れたマスコットみたい」と後ろの帯をネジに例えていじり、和ませていた。
初日舞台挨拶の前には、「るろうに剣心 最終章 The Final」の舞台挨拶も行われ、そこでは「The Beginning」のキャスト陣へ向けて質問をする一幕も。薫を演じた武井咲は、有村が演じた巴に似せたヘアメイクだったことから「いかがでしたか?」と気になっていることを明かしていた。
武井の質問について司会から聞かれた有村は「とても美しかったです」と回答し、「巴と薫さんの性格は違ったものがあると思いますが、巴から見た薫さんは無邪気だったり素直だったり、巴にないものをたくさん持っていらっしゃるので、とても眩しい人なんだなと思います」と理由を説明する。
また、作品にちなみ、共演者の謎の部分を聞かれた佐藤は「北村さんは、こういう風に見えて誰よりも気遣い。劇中のお茶碗を持っているシーンでは、小道具さんの細かい仕事で欠けさせた部分をちゃんと正面に見せようっていう気の遣い方をする人なんです」と人柄を伝えると、北村はそれを認めつつ、「そこを見ている君がすごい」と驚いていた。
最後に、佐藤は「皆様の支えがあったから、10年間ここまでたどり着くことができました」と、シリーズのファンへ感謝。「この公開をもっていよいよ終わってしまうんだなと、取材を受けながら寂しい気持ちを抱えていましたが、今日を迎えて、『The Beginning』を見てもらって『るろうに剣心』は始まるんだなと思っています。完成した『るろうに剣心』シリーズを末永く愛してほしいです」と呼びかけていた。
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