藤原竜也&松山ケンイチが“共犯”に ダブル主演で人気コミック「ノイズ」映画化
2021年6月2日 05:00

鬼才・筒井哲也の人気コミック「ノイズ」が、藤原竜也と松山ケンイチのダブル主演で映画化されることが決定した。映画「デスノート」シリーズで名ライバルを演じたふたりが、今作では幼なじみの“共犯”を演じる。
原作コミックの「ノイズ」は、2017~2020年に集英社「グランドジャンプ」で連載されたサスペンス。映画では、過疎化が進む孤島“猪狩島”に悪意を持って現れた元受刑者でサイコキラーの男の出現がきっかけで、平和な島の生活が崩れていくさまを描いた。「ここは退屈迎えに来て」「娚(おとこ)の一生」などの廣木隆一監督がメガホンをとり、「町田くんの世界」「きいろいゾウ」の片岡翔が脚本を手掛けた。
猪狩島は時代に取り残され、過疎化に苦しむ島だったが、島の青年・泉圭太(藤原)が生産する“黒イチジク”が高く評価され、島には地方創生推進特別交付金5億円の支給がほぼ決まり、島民たちには復活という希望の兆しが見えていた。そんな猪狩島に、元受刑者でサイコキラーの小御坂睦雄がやってくる。そうとは知らない圭太と幼なじみの猟師・田辺純(松山)、新米警察官の守屋真一郎は、小御坂の不審な言動に違和感を覚え追い詰めていくが、圭太の娘の失踪を機に誤って小御坂を殺してしまう。
島の未来、そして家族の未来を守るため、3人はこの殺人を隠すことを決意。しかし、県警がサイコキラーである小御坂の足取りを追って島に押し寄せてきてしまう。圭太たちの殺人、警察の捜査、島民たちの結束、そして次々と増える第2、第3の死体。果たして“共犯”である圭太たちはすべてを隠し通せるのか……。
「ノイズ」は、2022年に全国で公開。藤原、松山、廣木監督、原作者の筒井のコメント全文は、以下の通り。
松ケンと作品で共演するのは本当に久しぶり。芝居に関しても、仕事への姿勢を見ていても、とても頼りがいのある役者になっていて、撮影中は僕自身が救われました。劇中では幼なじみの設定ですが、実際にも長年の付き合いがあるからこそ出せる独特な空気感を良い形に観せられたら良いですね。
廣木監督や廣木組のスタッフは一流の“職人”のような方々で、もっと早く出会いたかったと感じられるほど、とても良い刺激をいただきました。コロナ禍の大変な時期ではありましたが、廣木組と出会いともに過ごした約1カ月間は、僕の財産になったと感じています。
「ノイズ」は、物語の序盤で起こる想定外の出来事を<隠し通せるか>という自分にとっても挑戦的な、新しいサスペンスです。揺れ動く人間の複雑な感情、いまだ見たことのない独特な世界観を体感できる映画になっていると思いますので、ぜひご期待ください。
竜也さんとの共演は久しぶりですが、改めて演技の暴力に打ちのめされました。これがあるので竜也さんとの共演は楽しくて仕方がありません。知多半島ロケで沢山の方々に出会い、お世話になりました。作品は人との出会いで後戻りできなくなった人たちの話です。どうぞお楽しみに。
監督をするのが初と言ってもいいサスペンスな作品を新鮮な原作と強力なキャスト、スタッフで実現できて嬉しいです。日本特有の美しい風景も楽しめて、広く海外の方にも見て欲しい作品になったと思っています。また、今回初めて組ませてもらった藤原竜也さんと松山ケンイチさんの演技はヒリヒリするものが感じられて、映画に深みをもたらしてくれたと思います。
このたびは「ノイズ」の映像化を企画していただき、ありがとうございました。原作者としても藤原竜也さんに、松山ケンイチさんと、いずれも素晴らしい豪華キャストの皆さまが原作のキャラクターたちをどのように演じていただけるのか、本当に楽しみでいまから公開を待ち侘びております。
また原作よりも一層尖ったサスペンスフルな展開になるとのことですので、すでに原作をお読みの皆さまも一味違った劇場版「ノイズ」の世界を、是非お楽しみにしていただきたいと思います。
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