窪田正孝&宮沢りえ初共演「決戦は日曜日」に“脱力系”秘書軍団 赤楚衛二、内田慈、小市慢太郎、音尾琢真が出演
2021年6月1日 12:00
映画は、ことなかれ主義の議員秘書と熱意が空回りしてばかりの新人候補者による選挙活動の行方をシニカルに描いた社会派コメディだ。舞台はとある地方都市。地域に強い地盤を持つ衆議院議員・川島昌平の事務所で私設秘書として働く谷村勉(窪田)は、川島が病に倒れたことで出馬することになった川島の娘・有美(宮沢)をサポートすることに。世間知らずで自由奔放だが熱意だけはある有美に振り回されながらも、彼女を当選に導くべく奔走する谷村だったが……。「東京ウィンドオーケストラ」「ピンカートンに会いにいく」の坂下雄一郎が監督を務め、脚本も手掛けている。
赤楚は私設秘書の岩渕勇気役役、内田も私設秘書の田中菜々役、小市は同事務所政策秘書の濱口祐介役、音尾は公設第1秘書の向井大地役を演じる。窪田扮する谷村とともに秘書として事務所で働く“脱力系”の軍団だという。
「決戦は日曜日」は、2022年に公開。赤楚、内田、小市、音尾のコメント全文は、以下の通り。
岩渕は将来の夢も希望もなく、モノゴトを深く考えないで生きているのですが、要領がいいので何事も上手くいくタイプ。常に楽観視を意識しながら演じました。今回、川島さん、谷村さんをはじめとした事務所グループは独特の緩やかさや毒っ気を纏った空気感があり、監督の世界観もあふれていたので、凄く面白く、てんやわんやな選挙活動だったなと思います。是非お楽しみくださいませ。
「ピンカートンに会いにいく」では、口から生まれたみたいに捲し立てる逆ギレモンスターのような役でしたが、衣装合わせでまず監督に言われたのは「今回は、“普通”の人の役です」と。出る杭にならぬよう、秘書の皆さんと力を合わせ忖度し合いながら調和を保とうとする田中菜々役。今作はそういったアンサンブルも大きな見どころ。笑えます。演じながら「普通って、何だろう?」と逆説的に問われているようで、坂下監督のシニカルな視線に終始晒させているようでした(笑)。坂下節全開!
撮影は厳しかったですねー。久しぶりに過酷な現場でした。毎日、緊張感が半端なかったですよね。笑っちゃったらどうしようって。もう、クタクタですよね、撮影終わると。食い縛る訳にもいかないんですよ、脱力系なんで。いやー、嫌な汗いっぱいかきましたよ。無事終わってホントよかったです。
撮影中は、坂下監督のなんともいえないふんわりとした佇まいが心地よく、シーンごとに「はたして今のは本当に映画を撮っていたんだろうか……?」と、不思議な感覚のなかで日々を過ごしていたことを思い出します。それを思い出し、坂下組でしか撮れない映画が生まれている喜びを噛み締めています。是非、映画館のスクリーンで楽しんで下さい。
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