現代アメリカ映画の最重要作家ケリー・ライカートを特集! 初期傑作4本、7月に一挙上映
2021年5月28日 13:00

ケリー・ライカート監督のキャリア初期における傑作4本を上映する特集「ケリー・ライカートの映画たち 漂流のアメリカ」が、7月からシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開されることが決定した。
1964年、フロリダ州マイアミで生まれたライカート監督。海外では“現代アメリカ映画の最重要作家”と評され、「ノマドランド」のクロエ・ジャオ監督の先駆者としても脚光を浴びる存在となっている。しかし、日本では紹介される機会が少なく、知る人ぞ知る存在に。昨年9月のイメージフォーラム・フェスティバルはじめ、一部の劇場で上映された際には、チケットが即完売になるなどの大好評を博していた。
A24が製作・配給した最新作「First Cow」(20)は、ベルリン国際映画祭で金熊賞にノミネートされ、ニューヨーク批評家協会賞(NYFCC)では作品賞を受賞。インディワイアー誌、サイト&サウンド誌では3位、ガーディアン誌では6位と、欧米主要メディアでも“2020年の年間ベスト”に軒並みランクインするなど、世界中から熱い視線を集めている。


今回上映されるのは、初期傑作の4本。94年、従来の犯罪映画、メロドラマ、ロードムービーの枠組を鮮やかに換骨奪胎し、インディペンデント・スピリット賞3部門ノミネート、ベルリン映画祭、サンダンス映画祭で批評家から絶賛された長編デビュー作「リバー・オブ・グラス」。USインディーロックの雄「ヨ・ラ・テンゴ」が楽曲提供し、ウィル・オールダムが主演した06年の「オールド・ジョイ」を披露する。


そして「オールド・ジョイ」を見て、ライカート監督に自らアプローチしたミシェル・ウィリアムズを主演に迎えた「ウェンディ&ルーシー」(08)に加え、再び主演にウィリアムズを迎え、ゾーイ・カザン、ポール・ダノらが出演した現代版西部劇「ミークス・カットオフ」(10)をラインナップ。ちなみに「オールド・ジョイ」以降の作品は、「リバー・オブ・グラス」に惚れ込んだトッド・ヘインズが製作総指揮を務めている。
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
WEAPONS ウェポンズ
【問題】子ども17人が同時に行方不明に…このヒミツ知りたい? ネタバレ厳禁考察ミステリー緊急公開
提供:ワーナー・ブラザース映画
WIND BREAKER ウィンドブレイカー
【この冬、一番かっこいい男たちに会いに行こう】ビジュ限界突破。ぜ~んぶがクリティカルヒットした話
提供:ワーナー・ブラザース映画
昼、母親。夜、ドラッグの売人。
【衝撃の感動作】大切な人のためならどこまでも頑張れる。たとえそれが、どんなに危険なことでも。
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI