ヒュー・ジャックマン&アリアナ・グランデ絶賛!「イン・ザ・ハイツ」圧巻のミュージカルシーン映す予告編

2021年5月27日 09:00


ラップを使用したパワフルなナンバーが彩る予告編
ラップを使用したパワフルなナンバーが彩る予告編

2008年にトニー賞の最優秀作品賞を含む4冠に輝き、09年にグラミー賞の最優秀ミュージカルアルバム賞を獲得した傑作ミュージカルを映画化する「イン・ザ・ハイツ」の日本版予告編とビジュアルがお披露目された。映像には、ラップを使用したパワフルなナンバーにのせ、圧巻のミュージカルシーンが鮮やかに切り取られている。

「世界中で最もチケットが取れないミュージカル」と話題の「ハミルトン」を製作したリン=マニュエル・ミランダによるミュージカルを、「クレイジー・リッチ!」のジョン・M・チュウ監督が映画化。米ニューヨークの片隅に取り残された街ワシントン・ハイツが舞台となっている。祖国を遠く離れた住民たちで賑わうこの街で、仕事や進学、恋にもがきながら、夢に向かって一歩を踏み出そうとする若者4人の運命が、真夏の大停電の夜、大きく動き出す。

本作を鑑賞した「レ・ミゼラブル(2012)」「グレイテスト・ショーマン」のヒュー・ジャックマンは、「舞台のミュージカルは見ていなかったんだけれど、映画を見て圧倒された。演技もダンスも音楽も演出も信じられないくらいに素晴らしい。自分がミュージカルをやっているからって全てのミュージカルを見ているわけじゃないし、すべてのミュージカルが好きなわけじゃないけど、この映画は圧勝だ」と、自身のTwitterアカウントに動画つきでコメントを投稿。歌手のアリアナ・グランデも、Instagramアカウントで「この映画がなぜこんなに美しく完璧なのかが理解できないくらい。驚くほどの出来栄え。とてもとても、美しい」と感想を明かした。

さらに米批評家サイト「Rotten Tomatoes」では、満足度98%(5月26日時点)の高評価を獲得。「新旧の偉大なミュージカル映画を想起させつつ、このジャンルの大きな飛躍を感じさせてくれる」「『イン・ザ・ハイツ』は映画館への見事な凱旋だ。私たちがなぜ大スクリーンで映画を見ることが好きなのか、その理由を何度も何度も思い出させてくれる」「オスカー間違いなし。10年に1本の傑作ミュージカル。いま世界に必要なのはこの感動だ」など、絶賛評が相次いでいる。

予告編は、主人公ウスナビ(アンソニー・ラモス)が「昔々、ここから離れたニューヨークにワシントン・ハイツという場所があった」と語り、過去を回想するシーンからスタート。拳でリズムをとると、歌とダンスで溢れたワシントン・ハイツの日常が映し出される。原作ミュージカルは、保守的なブロードウェイに初めて本格的にラップを持ちこみ評価された作品であり、映像でもパワフルなラップソングの数々を楽しむことができる。

さらに重力に逆らい、建物の外壁で踊る驚きのシーンや、人々が一斉にプールや路上で踊る、躍動感に満ちた群舞シーンなど、壮大なパフォーマンスを活写。往年のミュージカル映画の名作にも引けをとらない映像美にのせ、夢を追う若者たちのエモーショナルなドラマが展開する。

ビジュアルは、街のシンボルであるジョージ・ワシントン・ブリッジを背景に、物語の中心となる若者4人を写している。ウスナビと、彼が思いを寄せるヴァネッサ(メリッサ・バレラ)、見つめ合うベニー(コーリー・ホーキンズ)とニーナ(レスリー・グレース)の姿は、劇中の恋模様を予感させる。

イン・ザ・ハイツ」は、7月30日に全国公開。映画評論家、演劇ライターのコメントは、以下の通り。


【渡辺祥子】(映画評論家)
 ラテンの血がたぎる熱気に煽られ、圧倒的興奮に夢中になった。ここにはNYに生きるヒスパニック系の人々のこみあげる思いがダンスと音楽になって噴出している。

【大原薫】(演劇ライター)
 ミュージカルの聖地ブロードウェイで見た「イン・ザ・ハイツ」は熱く燃えていた。映画はさらにホット! ラテン・ラップ・バラード……、あらゆる音楽とリズムが渦巻き、アメリカの「今」を映し出す。「大切なHOMEで夢を追いかけよう」と心に明かりが灯った。

【立田敦子】(映画ジャーナリスト)
 ラテン・サウンドってなんでこんなに人を元気にするのだろう? 夢と仲間がいれば、人生はどうにかなる。そう信じさせてくれるエンパワーメント・ムービー!

【稲垣貴俊】(ライター)
 こんなミュージカル映画を待っていた! ラテンのリズムに身体が揺れ、圧倒的な歌とダンスに心ふるえる、王道の魅力と現代のスピード感が融合した傑作。彼らの夢と青春は、厳しい日常の中で希望を求める“今”の世界に深く刺さるはず。

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