「ラースと、その彼女」の監督がディズニー作品へ参戦 「クルエラ」監督の魅力
2021年5月23日 15:00

ディズニーが「101匹わんちゃん」の悪役の誕生秘話を映画化した「クルエラ」が、5月27日から公開される。パンクロックで過激な作風に注目が集まっている本作でメガホンをとったクレイグ・ギレスピー監督について、製作陣が魅力を語った。
親を亡くした少女エステラ(エマ・ストーン)は、反骨精神と独創的な才能を生かし、ファッション・デザイナーになることを決意。ロンドンで最も有名な百貨店リバティに潜り込む。そんなある日、伝説的なカリスマ・デザイナーのバロネス(エマ・トンプソン)との出会いによって、エステラはファッショナブルで破壊的かつ復讐心に満ちた“クルエラ”の姿へ染まっていく。

メガホンをとったギレスピーは、ライアン・ゴズリング主演の「ラースと、その彼女」、フィギュアスケート選手、トーニャ・ハーディングのスキャンダラスな半生を描いた「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」などで知られるほか、今後配信を予定している、「シンデレラ」のリリー・ジェームズと、「キャプテン・アメリカ」シリーズのセバスチャン・スタンが共演する米Huluのリミテッドシリーズ「Pam & Tommy(仮題)」で監督を務める。
特に「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」ではアカデミー賞主演女優賞(マーゴット・ロビー)と編集賞にノミネートされ、一躍その名を世界に知らしめた。

先進気鋭かつユニークな作品を手掛け、満を持してディズニー作品へ参戦を果たしたギレスピー監督について、製作クリスティン・バーは「彼は『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』で、アンチヒーローの女性のストーリーをどう語れば良いのかを心得て、本作で見せつけています」と称賛する。
さらに、バーは「彼の映画的でエネルギッシュなスタイルが『クルエラ』を際立たせ、とてもクールな印象にしています。私たちとの最初のミーティングから、クレイグは今回の映画に対してのビジョンを持っていました」と、クルエラに対しても早くから鮮明なビジョンを描いていたという。
同じく製作を務めたアンドリュー・ガンも「『ラースと、その彼女』と『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』といった作品で、失意に満ちた人物から人間性を引き出せることを見せつけています」と、ギレスピー監督の才能を力説。そして「彼は労を厭うことなく、普通の範疇を飛び出た行動をとる人々のことを観客に理解させてくれる映画を作るのです」と続ける。
“普通ではない”主人公であっても、観客が身近に感じるキャラクターに仕上げてきたギレスピー監督。クルエラもまた、「101匹わんちゃん」では毛皮のコートを作るために、ダルメシアンの子犬を盗もうとする稀代の悪女でありながらも、本能のまま突き進むその姿は多くの観客を魅了し、ディズニーヴィランを代表するキャラクターとして愛されてきた。
いつも間にか観客が惹きつけられる主人公を描くギレスピー監督は、本作において、アニメーションで人々を虜にした彼女の魅力を失うことなく、時代を経て再び観客が心を奪われるクルエラを作り上げている。
「クルエラ」は5月27日から劇場公開。翌28日からDisney+プレミアアクセス(※追加支払いが必要)で配信。

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