【今夜放送】実写版「アラジン」裏話 新曲誕生のきっかけは敵キャラの一言だった
2021年5月21日 09:00

ディズニー不朽の名作を実写化した「アラジン」が、今日5月21日に日本テレビ系「金曜ロードショー」でテレビ初放送される。映画.comでは、過去に掲載したインタビューなどをもとに、本作の裏話を紹介する。
1992年に公開されたディズニー・アニメーション映画「アラジン(1992)」を、27年の時を経て“完全実写化”した本作は、日本での興行収入が、同年の実写映画第1位となる121億6000万円の大ヒットを記録。監督は「シャーロック・ホームズ」シリーズ、「ジェントルメン」(公開中)のガイ・リッチーが手掛けている。
貧しくも清らかな心を持ち、人生を変えたいと願っている青年アラジン(メナ・マスード)が巡り合ったのは、王宮の外の世界での自由を求める王女ジャスミン(ナオミ・スコット)と、“3つの願い”を叶えることができる“ランプの魔人”ジーニー。3人はこの運命の出会いによって、それぞれの“本当の願い”に気づき、それを叶えることはできるのだろうか。
「アラジン」といえば、「ホール・ニュー・ワールド」をはじめとした音楽も魅力の一つ。公開時には、劇中でジャスミンが歌うソロナンバー「スピーチレス 心の声」も話題に。アニメーション版から引き続き音楽を手掛けた巨匠アラン・メンケンが作曲し、「ラ・ラ・ランド」「グレイテスト・ショーマン」の劇中歌を手がけたベンジ・パセック&ジャスティン・ポールが作詞を担当した。
パセックとポールは「アニメーション版を改めて見返していた時、ジャスミンがジャファーと結婚させられようとするシーンで、ジャファーが『喜びで声も出ないようですな』とジャスミンに言うんだ。それがヒントになったんだよ」と、敵役ジャファーの一言が新曲誕生のきっかけとなったことを明かしている。
また、「青すぎるウィル・スミス」と注目されたジーニーの姿について、演じたスミスが「実は100%CG」だと説明している。「僕自身が演じていると思っている人も多いんだけど、全身が青い状態のジーニーはすべてCG。本当に驚いちゃうよね。おかげで自由度があがって、臨機応変にアドリブを試すこともできた」という。
スミスが魅力的に演じたジーニーの吹替え版声優は、アニメーション版と同じく山寺宏一が担当。アラジンは中村倫也、ジャスミンは木下晴香、ジャファー役で北村一輝が参加している。
「アラジン」は、5月21日の午後9時~11時29分に日本テレビ系「金曜ロードショー」で放送(35分枠拡大)。
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