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「チェルフィッチュ」創作の舞台裏に初密着 ドキュメンタリー「想像」特報完成

2021年5月9日 10:00

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代表作「三月の5日間」のリクリエーションに挑む様子を活写
代表作「三月の5日間」のリクリエーションに挑む様子を活写
(C)ハイドロブラスト

演劇カンパニー「チェルフィッチュ」の創作の舞台裏に初めて密着したドキュメンタリー「想像」が、5月28日からアップリンク吉祥寺、5月29日から横浜シネマ・ジャック&ベティほかで公開されることが決定し、ポスターと特報映像(https://youtu.be/qFJ-wQHtmRY)が披露された。

「チェルフィッチュ」は、岡田利規氏が全作品の脚本と演出を務める演劇カンパニーとして、1997年に設立。独特な言葉と身体の関係性を用いた手法が評価され、国内外で高い注目を集めている、岡田氏が重視しているのは、俳優の“想像”という作業だ。「わたしたちに許された特別な時間の終わり」「解放区」の太田信吾が監督を務めた本作では、代表作「三月の5日間」のリクリエーションに挑むさまが映し出される。

「三月の5日間」で描かれるのは、2003年3月、アメリカ軍がイラク空爆を開始した日を含む5日間の若者達の日常だ。若者のしゃべり言葉をそのまま書き起こしたような戯曲と、そうした言葉によって引き出される無意識な体の動きを過剰に誇張した身体とのスリリングな関係性が、それまで当たり前とされてきた劇構造を根本から覆し「日本現代演劇の転機」として語られている。05年・第49回岸田國士戯曲賞を受賞。07年、クンステン・フェスティバル・デザールにて海外初演以降、世界30都市以上で上演され、同作の小説版を含む小説集が第2回大江健三郎賞に輝いている。

想像」では、オーディションを経て選ばれた7人の俳優のうち、ひとりに焦点が当てられる。その俳優が本読みからパリ公演まで2年間に渡りパフォーマンスを“想像”によって豊かにしていく過程を、ミニマルにリフレインさせる手法を用いて描いている。小道具やセットを極力配したシンプルな空間で、俳優が“想像”だけを武器に充実したパフォーマンスを繰り広げるまでのプロセスは、“他者への想像”が希薄化した現代に痛烈な批評性をもって作用する。

ポスタービジュアルには、タイトル「想像」の横に「俳優の最大の武器」という言葉が添えられている。特報では、カメラが向けられることになった俳優・板橋優里がセリフを繰り返す光景に加え、岡田氏が「僕にメッセージがあるとしたら『想像力を持て』ということだけ。あらゆるレベルで」と答えている様子が確認できる。

想像」は、5月28日からアップリンク吉祥寺、5月29日から横浜シネマ・ジャック&ベティほかで公開。

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