西田敏行、「いのちの停車場」応援歌を歌唱 作曲・村治佳織が絶賛「表現する力に圧倒された」
2021年4月22日 07:00
「八日目の蝉」の成島出監督が映画化した本作は、在宅医療専門医として故郷・金沢の診療所で働き始めることとなった白石咲和子(吉永小百合)が、さまざまな患者たちと向き合い、自身も「いのちの在り方」「生きるという意味」について考えていくさまを描く。
応援歌「いのちの停車場」は、ギタリストの村治佳織が作曲した映画のエンディングテーマに、小椋佳が作詞を担当した。製作総指揮を務める東映グループ元会長・岡田裕介さんが、歌詞のない女声のヴォーカリーズのエンディングテーマに感動し、この楽曲に歌詞をつけた応援歌を発案した。
岡田さんは、劇中でも重要な役どころを担う西田に応援歌の歌唱を依頼。レコーディングは3月末に実施され、立ち会った村治は「音に乗せて、言葉ひとつひとつに命を吹き込むとはどういうことかを目の当たりにしました」と絶賛。西田は「皆さんにパワーをお届けできる素敵な楽曲になったと思います。この映画のテーマ『いのち』『人生』の中にある、希望を感じていただけたらと思います」と自信をのぞかせた。
「いのちの停車場」は、5月21日に全国公開。西田、村治、主演の吉永のコメント全文は以下の通り。
岡田裕介会長が「小椋佳さんに詩をお願いして、村治さんに曲をつけてもらって、歌は西田に歌わせてくれよ」と生前におっしゃっていました。どこか裕介さんの遺言のような気持ちがしながらも、精一杯やらせていただきました。
小椋さんの詩は、まさにこの映画で言いたいことをそのまま込められているような本当に素晴らしい散文詩で、村治さんの音の紡ぎ方もとても素晴らしく、感動しました。
最初に受けた感動をそのまま持ち、レコーディングに挑みましたが、歌い終わるとみなさん感動した面持ちで入ってこられて、素敵です!とおっしゃっていただいたので、自信を持ちました。皆さんにパワーをお届けできる素敵な楽曲になったと思います。この映画のテーマ「いのち」「人生」の中にある、希望を感じていただけたらと思います。
西田さんが歌唱してくださると聞いて、天国の岡田会長からの最高のプレゼントだと思いました。エンディングテーマでのAyakoさんの素晴らしい歌唱についで、言霊が加わったこの曲に新たな命を吹き込んでいただく最初の方として、西田さん以外には考えられません。レコーディングで初めてお会いした際に“役者の歌ですから”とおっしゃっていたのが印象的でした。
演じることを極めておられる西田さんの、曲を表現する力に圧倒されました。音に乗せて、言葉ひとつひとつに命を吹き込むとはどういうことかを目の当たりにしました。
優しくて、温かくて、その上力強い西田さんの歌声に圧倒されました。“厳しい状況に負けないで。”と私たちみんなを応援してくれる曲です。
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