震災から10年の復興を刻む 1850時間の取材映像から生まれたテレビ岩手製作ドキュメンタリー公開 収益は全額寄付
2021年2月16日 13:00

テレビ岩手が、東日本大震災から10年の今年、これまで取材し続けた1850時間の映像をもとにドキュメンタリー映画「たゆたえども沈まず」を製作、3月5日から盛岡、福島、仙台を起点とし、劇場公開される。
本作は、テレビ岩手が地元のテレビ局として番組だけではなく、津波や復興、そして防災の資料として全国や後世に伝え遺すべき、との思いから、あえて「映画」として製作。東日本大震災からテレビ岩手を含むNNN取材団が撮影した被災地の記録や、街や鉄道の変遷が 克明にみえる「定点観測映像」など1850時間に及ぶ映像のなかから、ひとつひとつ丁寧に紡ぎ、現実に翻弄されながらも必死で生きる人々の想いと10年間の「いわての復興」を刻む。
監督は、テレビ岩手開局50周年記念映画「山懐に抱かれて」でも監督を務めた、同社シニア報道主幹の遠藤隆。ビジュアルは地元岩手県の印刷デザイン会社とともに、自らが被災者でもある人々によって作られた。なお、この本作の収益金は、岩手県が設置した東日本大震災で親を失った子どもたちなどの「暮らし」と「学び」を支援するための基金「いわての学び希望基金」に全額寄付される。
どこよりも早く始め、避難者の声を連日放送し続けたビデオレター。「地域の足であり続ける」と、震災5日目に走り始めた三陸鉄道。近所の人々が身を寄せ合い、急ごしらえの避難所となった旅館の覚悟。行方不明の夫に手紙を書き続けた妻は、ようやく役所に届けを出す。あのとき授かったふたつの新しい命は、自転車の練習ができるように。あの日、同級生たちと高台に逃げた中学生は、三陸鉄道の運転士さんになった。それぞれの10年、わたしたちの10年を映し出す。
3月5日から、岩手県県内4館(フォーラム盛岡、イオンシネマ北上、一関シネプラザ、みやこシネマリーン)と、仙台、福島を起点に展開スタート。ほか3月中旬以降、岩手県内巡回上映および、県外上映も予定。上映日程や詳細は随時テレビ岩手と映画のホームページ(www.tvi.jp/tayutaedomo/)で発表する。
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