バレンタインが消えちゃった!? チェン・ユーシュン監督新作「1秒先の彼女」30秒予告披露
2021年2月14日 09:00
「熱帯魚」「ラブゴーゴー」を手掛けたチェン・ユーシュン監督の最新作「マイ・ミッシング・バレンタイン(英題)」の邦題が、「1秒先の彼女」に決定し、6月25日に公開されることが決定。あわせて、ティザービジュアルと30秒予告がお披露目された。
90年代台湾映画界において、エドワード・ヤン、ホウ・シャオシェンらとは一線を画す“台湾ニューシネマ”の異端児として出現したチェン・ユーシュン。独特のタッチで瑞々しい青春模様を描いた「熱帯魚」(95)、「ラブゴーゴー」(97)は若い世代から多くの共感を獲得した。同2作品を残し、しばらく映画製作から離れていたが、16年ぶりに「祝宴!シェフ」で映画製作に復帰。本作は、長編復帰3作目となる。
郵便局で働くシャオチーは、仕事も恋もパッとしないアラサー女子。ある日、街中で出会ったハンサムなダンス講師ウェンソンと“七夕バレンタイン”にデートの約束をする。だが、ふと目覚めると翌日になっており、バレンタインが消えてしまっていた。失くした大切な“1日”の記憶を探す旅に出たシャオチーは、やがてある真実にたどり着く。
ビジュアルは、浜辺で寄り添う男女のカラフルなイラストが目を引く仕上がり。ヒロイン・シャオチーと、物語のキーパーソンとなる青年グアタイの微笑ましい写真が配置されており、重要なキーワード“時間”を想起させる時計モチーフの夕日も印象的だ。「急がなくても大丈夫、愛はゆっくりやってくる。」と胸に響くコピーも添えられている。
予告編は、シャオチーの紹介からスタート。かけっこではいつもフライング、記念写真では目をつぶったものばかりと、人よりワンテンポ早いクスッと笑えるエピソードがテンポ良く映し出される。そんな彼女は、意中の男性から念願のバレンタインデートに誘われることに。しかし、バレンタインデーがなぜか消失。見覚えのない自分の写真まで見つかり、物語は思わぬ方向へ動き出す。秘密を握るのは、人よりワンテンポ遅いバス運転手のグアタイのようだ。
本作は、バレンタインをめぐる映画だが、季節は夏。台湾には、年2回のバレンタインデーがあり、2月14日よりも、旧暦7月7日(2021年は8月14日)の「七夕情人節(チャイニーズバレンタインデー)」の方が一般的と言われている。
「1秒先の彼女」は、6月25日から東京・新宿ピカデリーほか全国公開。
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