他人が自分と同じ人種、性別に見える世界…「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒」監督の次回作は社会派SF
2021年2月8日 21:00

大ヒットDC映画「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」で脚光を浴びた新鋭女性監督キャシー・ヤンが、米フィルムネイション・エンターテインメント製作による社会派SFドラマ「The Freshening(原題)」で脚本・監督を務めることが明らかになった。米バラエティが独占で報じている。
米作家レイチェル・コンによる同名短編小説を映画化する「The Freshening(原題)」の舞台は、人種およびジェンダー間の緊張が高まり、暴力が多発するようになった近未来のアメリカ。米政府は問題を解決すべく、“フレッシェ二ング”と呼ばれる公衆衛生法を制定する。それは、相手が誰であろうと自分と同じ人種、性別に見えるようになる奇跡の注射を全国民に打つという大胆な施策だった。だが、やがて注射の効果を打ち消す新薬が闇市場に出回り始めたことで、人々は真実の世界とフレッシェ二ングの世界のどちらで生きるべきか、究極の選択と葛藤を強いられることになる、というストーリーだ。
アカデミー賞有力候補との呼び声が高いキャリー・マリガン主演の新作スリラー「Promising Young Woman(原題)」や、ジュード・ロウを主演に迎えたショーン・ダーキン監督最新作「The Nest(原題)」などの話題作を連発しているフィルムネイション主導のもと、アダム・マッケイ監督(「バイス」「マネー・ショート 華麗なる大逆転」)の製作会社ハイパーオブジェクト・インダストリーズ、「いつかはマイ・ベイビー」「2分の1の魔法」など、女優・声優として活躍するアリ・ウォン、ヤン監督の製作会社リワイルドが共同で製作を手がけるということ以外に、現時点で詳細は明らかになっていない。
元新聞記者という異色の経歴を持つヤン監督は、2018年のサンダンス映画祭で特別審査員賞に輝くなど高い評価を得た長編デビュー作「Dead Pigs(原題)」を経て、「スーサイド・スクワッド」に登場したマーゴット・ロビー演じる人気キャラクター、ハーレイ・クインが主人公のスピンオフ「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」の監督に大抜てきされ、DC初のアジア系女性監督として注目を集めた。
ヤン監督は、長編3作目となる「The Freshening(原題)」について、「脚本家としても監督としても、まさしく私が求めていたタイプの大胆でタイムリーな作品。アリ・ウォンとハイパーオブジェクト、そしてフィルムネイションという素晴らしいコラボレーターとともに、このパワフルでインパクトのある物語をスクリーンで描くことに、心底興奮しています」と意欲を述べている。

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