キーラ・ナイトレイ、セックスシーンに関する契約事項を変更 「男性の視線」の下ではNG
2021年1月26日 21:00

英女優キーラ・ナイトレイが、ヌードやセックスシーン、特に男性監督の作品でのセックスシーンに意欲的ではなくなっていることを明らかにした。
1月14日(現地時間)に配信されたポッドキャスト「Chanel Connects」で「フェアウェル」(2019)のルル・ワン監督らと対談したナイトレイは、2児の母となったいま、契約事項に「ヌードなし」の条項を追加したという。
ナイトレイはこの理由について、「私の見栄ですね(笑)」とジョーク交じりに話したあと、「男性からの視線のせいでもあります」「男性が凝視する姿を描写しようとすることが、非常に不快に感じるんです」と真摯に説明。監督のなかには、作品に「セクシーな人が必要」と考える人がいることも、世の中には「全員が潤滑油だらけになってうめき声をあげているようなおぞましいセックスシーン」が存在していることも、その価値も理解しているとしたうえで、そのような作品は現在の自身のキャリアには不要で「(自分ではなく)ほかの人をあたってほしい」と本音を吐露した。
ナイトレイはヌードシーンに対し完全に反対しているわけではなく、「私はとても見栄っ張りだし、子どもを2人出産したいま、ただ裸の男性たちの前に立つのが嫌なんです」とあくまでも自身の環境と感情の変化からくるものだと強調。母親としての描写や、ボディ・ポジティブなメッセージを含んでいるものならば、感じ方は変わってくるだろうとも語っている。その場合でも、「女性監督作品で女性クルーの前であれば」という条件のようで、「絶対にやらないというわけではないですが、男性の前ではちょっとね」と言葉を濁していた。
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