「ARROW アロー」スピンオフ企画棚上げでアローバースが終結へ
2021年1月22日 19:00
米The CWが、人気ドラマ「ARROW アロー」に登場する3人の女性キャラクターを主人公に据えたスピンオフ「グリーンアロー&ザ・キャナリーズ(原題)」のシリーズ化を見送る決定を下した。米ハリウッド・レポーターが報じている。
「ARROW アロー」は、DCコミックの「グリーンアロー」をモチーフに、表は億万長者のプレイボーイ、裏は弓矢を武器に戦う孤高のヒーローであるオリバー・クイーン(スティーブン・アメル)の活躍を描いた。2012年にThe CWで放送をスタートするや同局の看板番組となり、その後、「THE FLASH フラッシュ」「レジェンド・オブ・トゥモロー」「SUPERGIRL スーパーガール」などのスピンオフ番組を次々と輩出。同じ物語世界を共有する「アローバース」が誕生するきっかけを作ったものの、20年1月に放送を終了している。
スピンオフ「グリーンアロー&ザ・キャナリーズ(原題)」は、「ARROW アロー」にシーズン1から登場していたダイナ・“ローレル”・ランス/ブラックサイレン(ケイティ・キャシディ)とシーズン5から参加のダイナ・ドレイク/ブラックキャナリー(ジュリアナ・ハーカヴィー)、シーズン7からキャストに加わったミア・スモーク(キャサリン・マクナマラ)の女性キャラクター3人からなる犯罪対策チーム「ザ・キャナリーズ」に焦点を当てた新シリーズとして企画されたもので、「ARROW アロー」最終シーズンの第9話という位置付けでパイロット版がお披露目されたものの、期待していたような反響が得られなかったために棚上げされる結果となったようだ。
「ARROW アロー」に続き、「SUPERGIRL スーパーガール」も今年全米放送予定のシーズン6をもって放送終了が決定しており、スーパーマンと恋人ロイス・レインを主人公にした新ドラマ「スーパーマン&ロイス」(放送開始時期未定)が控えてはいるとはいえ、The CW局の最盛期を飾った“アローバース”もついに終幕を迎えることになりそうだ。
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