柄本佑がナレーション 2500人を看取ってきた在宅医映すドキュメンタリー「けったいな町医者」特報
2020年12月22日 08:00

これまでに2500人を看取ってきた在宅医・長尾和宏の命の駆け引きの現場を収め、柄本佑がナレーションを務めるドキュメンタリー映画「けったいな町医者」の特報とポスタービジュアルが公開された。
「家が病室で、町が病棟や―」と下町、尼崎を舞台に、患者とその家族の想いを守るために全力で走る町医者の日常を記録したドキュメンタリー。長尾のベストセラー「痛くない死に方」「痛い在宅医」の映画化「痛くない死に方」(高橋伴明監督、2月20日公開)で、柄本佑演じる主人公の在宅医・河田の先輩である、奥田瑛二扮する長野浩平役は、この長尾をモデルにしている。患者の自宅に往診に伺う際の長尾は、圧にならないようにとあえて白衣を着ない「カジュアルな服に聴診器」というスタイル。「けったいな町医者」のポスタービジュアル、メインスチールに使用している長尾の写真からも、その医者然としていない様子がわかる。柄本は、長尾の往診を見学し、本ドキュメンタリーのナレーションのオファーを快諾した。
2月13日からシネスイッチ銀座、ミッドランドスクエアシネマ名古屋、埼玉・MOVIX三郷、2月20日から札幌・サツゲキ、2月28日から大阪・なんばパークスシネマ、京都シネマ、神戸国際松竹、長野千石劇場ほか全国順次公開。
▼本作被写体:長尾和宏 コメント
けったいな医者やなあ。この作品を観て、一番僕がそう思いました。町医者という言葉を嫌う在宅医がいます。大病院の医者より下に見られる差別用語だと。でも僕は「町医者」にこだわりたい。その理由はこの作品を観てください。僕をこんな町医者に育ててくれた患者さんすべてに、感謝を込めて。
▼監督・撮影・編集:毛利安孝 コメント
(C)「けったいな町医者」製作委員会
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