セバスチャン・スタン初主演! 名誉勲章授与を却下され続けた英雄の真実描く物語、21年3月5日公開
2020年12月18日 12:15
セバスチャン・スタンの初主演映画「The Last Full Measure(原題)」が、「ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実」の邦題で、2021年3月5日に公開されることが決定。ベトナム戦争で、多くの兵士たちを救うために命を捧げた空軍兵に対し、名誉勲章授与が30年以上も却下され続けた理由と、その背後にある真実が描かれる。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品や、「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」のスタンが、“知られざる英雄の真実”に迫るペンタゴン空軍省のハフマン役で主演を務める。クリストファー・プラマー、ウィリアム・ハート、エド・ハリス、サミュエル・L・ジャクソンら豪華俳優陣が共演しているほか、昨年逝去した名優ピーター・フォンダさんも出演し、本作が遺作となった。また、アリソン・スドル(「ファンタスティック・ビースト」シリーズ)がホフマンの妻、ジェレミー・アーバイン(「博士と狂人」)が実在の空軍兵ウィリアム・H・ピッツェンバーガーを演じる。
1999年、ハフマンは30年以上も請願されてきた、ある兵士への名誉勲章授与の調査を行うことになる。66年のベトナム戦争下、空軍落下傘救助隊のピッツェンバーガーは、敵兵の奇襲を受け孤立した陸軍中隊の救助に向かうが、激戦のためヘリから容易には降下できなかった。そこで彼は、その身ひとつで地上に飛び降り、自らの危険は顧みず、負傷兵たちを救出していくが、遂に銃弾に倒れてしまう。ピッツェンバーガーに救助された退役軍人たちの証言を集め始めたハフマンは、名誉勲章授与を阻みつづけた驚くべき陰謀の存在に気付く。
あわせて、場面写真もお披露目。ハフマンが、ベトナム戦争戦没者慰霊碑の前で、ハート演じる退役軍人と真剣な面持ちで語り合う場面、そしてピッツェンバーガーの父(プラマー)と握手を交わす姿が切り取られている。また、ヘリから飛び降り、仲間たちの救助に向かった英雄ピッツェンバーガーの勇姿もおさめられている。
「ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実」は、リドリー・スコット監督作「白い嵐」の脚本で知られるトッド・ロビンソンが監督と脚本を担っている。21年3月5日からシネマート新宿ほか全国公開。