ダース・ベイダー俳優デビッド・プラウズさん死去

2020年11月30日 19:30

ダース・ベイダー
ダース・ベイダー

スター・ウォーズ 新たなる希望」から「スター・ウォーズ ジェダイの帰還」までの3作でダース・ベイダー役を演じた英俳優デビッド・プラウズさんが他界した。享年85歳。

1935年に英ブリストルで生まれたプラウズさんは、若くしてボディビルを始め、62~64年まで3年連続でイギリスのヘビーウェイトリフティング選手権で優勝。その後、俳優に転向し、「時計じかけのオレンジ」「フランケンシュタインと地獄の怪物」「続・恐竜の島」などに出演した。

キャリアを代表する「スター・ウォーズ」のダース・ベイダー役への抜てきは、「時計じかけのオレンジ」を見たジョージ・ルーカス監督に声をかけられたことがきっかけ。プラウズさんは当初、チューバッカ役とダース・ベイダー役の選択肢を与えられたといい、ダース・ベイダー役を選択。2008年に米NPRの取材でその理由を問われると、プラウズさんは「ヒーローと悪者が登場するすべての映画を思い出しても、記憶に残るのは悪者のほうだから」と返答している。実際、彼が演じたダース・ベイダーは、映画史に残る人気キャラクターとなった。

だが、ヘルメットやマスクを着用したままの演技は心地良いとは言えないうえに、声が籠もって聞こえないという問題が発生。また、彼のイングランド西部ウエストカントリーの訛りがダース・ベイダーにそぐわないという理由から、米黒人俳優のジェームズ・アール・ジョーンズが声の吹き替えを行うことになった。この措置について、プラウズさんは16年のインタビューで、「(ジェームズ・アール・ジョーンズは)素晴らしい仕事をしたと思うが、私も正しい機会を与えられれば、同じくらいのことをこなせたはずだ」と悔しさを滲ませている。

プラウズさんはダース・ベイダー役に誇りを抱いており、自身の著書のなかで「肉体的な演技とボディビルディングは、多くの人がイメージする以上に密接に関連しており、審査員に感動を与えるために行っていたポージングが映画で功を奏した」と振り返っている。

今回の訃報を受け、ルーカス監督は「デビッドは、ダース・ベイダーというキャラクターに不可欠な肉体をもたらしました。彼は、ベイダーが与える緊張感や存在感に匹敵する肉体と身動きによるパフォーマンスで、脚本に書かれた存在を大画面に飛躍させてくれました。デビッドはどんなことにも積極的で、この記憶に残る悲劇的な人物の創造に貢献してくれました。ご冥福をお祈り致します」とコメントを発表している。

(映画.com速報)

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