石岡瑛子さんの仕事をスクリーンで鑑賞「ドラキュラ」「白雪姫と鏡の女王」上映決定
2020年11月26日 10:00

東京都現代美術館で開催中の「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」展を受け、世界的デザイナー、石岡瑛子さんが衣装を手掛けた代表作「ドラキュラ(1992)」と遺作「白雪姫と鏡の女王」(2011)が、11月27日から東京・渋谷のBunkamuraル・シネマにて限定上映される。

「ドラキュラ」は、巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督が、怪優ゲイリー・オールドマンを主演に、かつてないスケールでドラキュラ伝説を描いた壮大なゴシック・ロマン。石岡さんが手がけた「地獄の黙示録」(79)の日本版ポスターを気に入っていたコッポラ監督が、衣装デザインを依頼。ハリウッドの部外者ゆえに「誰も見たことがないもの」を作ることができるのだというコッポラの説得を受け、未知の仕事を引き受けた石岡さんは、見事、アカデミー賞衣装デザイン賞受賞した。コッポラが本作で打ち出した大胆なコンセプトは「衣装がセットで、セットがライティング」。衣装デザインとしてクレジットされているが、視覚伝達のアートディレクションを石岡さんに一任したとも言える。石岡瑛子展で、数多くの衣装やスケッチを確認できる。

デビュー作「ザ・セル」(00)で、学生の頃から憧れだった石岡さんに衣装デザインを依頼したターセム・シン監督の「白雪姫と鏡の女王」は2人の4作目のコラボ作。2012年1月に石岡さんが他界した後、3月に全米公開、翌2013年1月にはアカデミー賞衣装デザイン賞候補に選出された。主演のリリー・コリンズが一番気に入っているという大きなオレンジ色のリボンの青いドレスと、ジュリア・ロバーツが着用した花びらを重ねたような白いウェディングドレスが石岡瑛子展で見ることができる。
石岡瑛子の映画衣装特集「ドラキュラ」「白雪姫と鏡の女王」上映期間は11月27日~12月3日。 1300円均一(税込、特別興行のため、その他各種割引は適用外)。
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