「ワイルド・スピード」シリーズが第11弾で完結
2020年10月23日 06:00
大人気カーアクション「ワイルド・スピード」シリーズが、第11弾をもって完結することが明らかになった。
同シリーズは、故ポール・ウォーカーさん演じる潜入捜査官ブライアン・オコナーと、ビン・ディーゼル扮する強盗団の首領ドミニク・“ドム”・トレットの奇妙な友情を軸に、ストリートレースに命をかける若者たちの姿を描いた2001年の第1作に始まり、作品を重ねるごとにスケールを増すド派手なカーアクションと心を揺さぶる“ファミリー”の絆で、20年間にわたり世界中の観客を魅了し続けてきた。
米バラエティによれば、第10弾及び完結編となる第11弾には、第9弾となる最新作「ワイルド・スピード ジェット・ブレイク」(2021年公開予定)を含むシリーズ5作品でメガホンをとったジャスティン・リン監督が続投予定とのこと。撮影開始時期やキャスト、公開日などの詳細については、現時点でまだ明らかになっていない。
本家シリーズは完結するが、製作・配給元の米ユニバーサル・ピクチャーズとしては、最大の金脈である「ワイルド・スピード」ユニバースの拡大・継続に向けて、今後もスピンオフ作品を積極的に手がけていく意向のようだ。
すでに、「ワイルド・スピード MEGA MAX」で初登場して以降、シリーズの顔となったドウェイン・ジョンソン演じるルーク・ホブスと、「ワイルド・スピード EURO MISSION」からシリーズに参戦したジェイソン・ステイサム扮するデッカード・ショウを主人公にしたスピンオフ第1弾「ワイルド・スピード スーパーコンボ」が、世界累計興行収入7億5900万ドルの大ヒットを記録ており、ユニバーサルは現在、同作の続編をはじめとするスピンオフ企画を多数準備しているという。
なお、リン監督がメガホンをとるシリーズ最新作「ワイルド・スピード ジェット・ブレイク」には、ディーゼル、ミシェル・ロドリゲス、ジョーダナ・ブリュースター、タイリース・ギブソン、クリス・“リュダクリス”・ブリッジスらおなじみの“ファミリー”に加え、シャーリーズ・セロン、ヘレン・ミレン、ルーカス・ブラック、サン・カンといったシリーズ過去作の主要キャストが復帰するほか、ジョン・シナとカーディ・B、オズナが新たにキャストに加わる。
「ワイルド・スピード ジェット・ブレイク」は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、当初の予定から約1カ月半遅れとなる2021年5月28日全米公開。日本での公開日は未定となっている。
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