池田エライザ監督デビュー作「夏、至るころ」12月4日公開
2020年9月17日 10:00
映画は、福岡県・田川市を舞台に、緑あふれる故郷の山々に抱かれながら、友情を育んできた男子高校生の翔(しょう)と泰我(たいが)が、夏祭りを前に初めて自分の人生と向き合い、それぞれの一歩を選びとる物語。10代で上京した池田自身のエピソードを原案に、オリジナル・ストーリーとして脚本化。夢をもつことが難しい現代の若者の、言葉にならない不安や葛藤、生きる力をリアルかつみずみずしく描き出し、これまでに全州国際映画祭、上海国際映画祭で高く評価された。
2人が打ち鳴らす和太鼓の力強いリズムや、不思議な少女、都(みやこ)が奏でるギターの旋律、3人が飛び込むプールの水泡、青空を突き抜ける蝉の声、町を駆け抜ける風に、音楽と映像、その編集に秀でたクリエイターとしての池田の才能が発揮されている。
翔を演じるのは映画初主演の倉悠貴、泰我役には全国2012人のオーディションから選ばれた今作がデビュー作となる新人・石内呂依、謎の少女・都を数々のCMで人気沸騰中のさいとうなりが演じている。また、主人公の父親役に安部賢一、母親役に杉野希妃、祖父役にリリー・フランキー、祖母役に原日出子、主人公に影響を与える教師役に高良健吾、ペットショップの店長役にミュージシャンの大塚まさじら豪華俳優陣が脇を固めている。
「夏、至るころ」は、12月4日から、渋谷ホワイトシネクイント、ユナイテッド・シネマキャナルシティ13ほか、全国順次公開。
無邪気に夢を抱くことが、難しくなってきている昨今。時間が過ぎるたびに正体不明の焦りを感じるこのご時世を生きる若者に、深く共感しながらも、何かささやかな手助けは出来ないだろうかと考え、この作品をつくりました。私は諦めてしまっていた青春を、素敵な役者陣が見せてくれました。生まれてはじめての感情に触れた瞬間に立ち会わせてもらえたことがなによりも幸せでした。この機会に感謝しています。たくさんの方々のお力添えのもと、穏やかで希望が湧いてくる映画ができました。12月、世界がどうなっているかまだ想定はつきませんが、皆様にお届けできる日が楽しみです。
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(C)2020「夏、至るころ」製作委員会