上田慎一郎監督新作のタイトルは「ポプラン」 主演は「メランコリック」の皆川暢二
2020年9月15日 07:00
本作は「映画をもっと自由に」をモットーとした映画実験レーベル「Cinema Lab(シネマラボ)」の1本として製作されるもの(第1弾は、本広克行監督作「ビューティフルドリーマー」)。「監督絶対主義」で映画を製作するレーベルとなっており、映画化に際しての条件は「限られた製作予算」のみ。それ以外の企画開発、脚本、キャスティング、ロケーション、演出など全てのクリエイティブ面は監督に自由が与えられる。
上田監督は「本作は9年前に着想を得てから、ずっと温めてきたものです。自分の企画ストックの中でも一番の問題作で、今まで中々実現に至りませんでした」と告白。「内容が発表されたら『なんじゃそりゃ!?』と驚かれると思います。そんな問題作にGOを出してくれたシネマラボの皆さんの勇気と寛容に感謝しています。主演の皆川暢二さんとがっつり肩を組んで、日々、共に悩み、迷い、もがきながら『まだどこにもないエンターテイメント』を追いかけてジタバタしています。『ポプラン』とは一体なんなのか? 妄想を膨らませてお待ち下さい!」とアピールしている。
皆川が主演兼プロデューサーを務めた「メランコリック」は、第31回東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門で監督賞を獲得し、第21回ウディネファーイースト映画祭では新人監督に贈られるホワイトマルベリー賞を受賞。一部では“第2のカメ止め”とも評された話題作だ。皆川は「まず今回、クリエイター第一主義という理念を掲げて設立されたシネマラボには、純粋に凄いと思いました。そしてそんなシネマラボの中で、『ポプラン』という作品はシネマラボの理念を象徴するような作品になるのではないのかと感じています」と思いの丈を述べる。
また「上田監督とは今回関わらせて頂く以前は作品、SNS上を通してでしか存じあげなかったのですが、そこから上田監督の考えと行動に対して勝手にシンパシーを感じていました(笑)」と打ち明ける。「そんな上田監督とご一緒にできることは非常にワクワクしています! 主演としてベストな作品にできるように貢献することはもちろんなのですが、上田監督、キャスト、スタッフの皆さんと一緒に作りあげるという過程も大事にしたいと思います。全力でこの作品に向き合いたいと思います」とコメントを寄せている。
「ポプラン」の最新情報は、上田監督のTwitter(https://twitter.com/shin0407)にて随時更新予定。