吉沢亮、杉咲花を爆笑させた渾身のエピソードとは? 「顔がホラー映画みたいに…」
2020年8月28日 20:42

[映画.com ニュース] 「君の膵臓をたべたい」の住野よる氏の小説を実写映画化し、8月28日から全国263館で封切られた「青くて痛くて脆い」の初日舞台挨拶が、東京・TOHOシネマズ六本木で開催された。ダブル主演を務めた吉沢亮と杉咲花をはじめ、共演した岡山天音、松本穂香、森七菜、メガホンをとった狩山俊輔監督が登壇した。
物語の軸となるのは、人付き合いが苦手な大学生・田端楓(吉沢)と、空気の読めない発言ばかりで周囲から浮きまくっている秋好寿乃(杉咲)。正反対だがひとりぼっち同士のふたりは、「世界を変える」と目標を掲げて秘密結社サークル「モアイ」を結成するが、秋好は“この世界”からいなくなってしまう。その後、モアイは社会人とのコネ作りや企業への媚売りを目的とした“意識高い系”の就活サークルへと変ぼう。取り残された楓は、秋好の夢を取り戻すため、親友や後輩と手を組み「モアイ奪還計画」を企む。
嘘と悪意にまみれた残酷な青春を描く物語。胸に復讐心を秘めるダークな役どころを演じた吉沢は、「闇を抱えている役は何度かやらせて頂いていますが、闇の抱え方が、今までやったことがないというか。(楓は)ものすごく自分勝手な男じゃないですか。自分の狭い世界の中だけで生きて、勝手に堕ちていくさまに他人を巻きこんでいく。ここまで嫌われそうな役は初めてやるので、皆さんがどういう反応をされるのか、楽しみです」と、不安と期待が半々といったような面持ちを浮かべる。

撮影中の印象的だった出来事を問われ、岡山は「(吉沢さんとは)前半、向き合うより横に並ぶお芝居が多かったんです。物語が進んでいくにつれて、少しずつ正面から目が合うようになって……やっぱり目力半端ないですね。今もチラ見して、ちょっと緊張しました(笑)」と振り返る。そんな岡山の言葉に、吉沢が全国の映画館に中継されているカメラに向かって“目力”を披露するひと幕もあり、「(カメラの向こうにも)届きましたかね」と満足気だった。
杉咲は、吉沢と笑い合うシーンが難しかったと明かす。「『向かい合って、とにかく長い時間笑っていて下さい』と狩山監督に言われて。その時、吉沢さんがデビュー当時に笑う芝居を求められた時のエピソードを話してくれて……すごく面白くて、おかげでずっと爆笑できました」とニッコリ。ハードルが上がるなか、吉沢は「全然面白い話じゃないんですけど……」と前置きしながらも、「(爆笑シーンで)目をガン開きして、口もぐわっと開けて……、モニターでチェックしたら、ひとりだけホラー映画みたいになっていて、気持ち悪かったですね」と語り、登壇陣の笑いを誘った。
この日はストーリーにちなみ、「人生最大の嘘」をテーマにトークが展開。杉咲は「小さい頃、ふにゃっとしたポテトが好きな母のために、見えないところで指でつぶして『あったよ!』と言っていました」と可愛らしい“嘘”を告白すると、ツボにはまった森が大笑い。続く吉沢は、「バッタが苦手だと言ってきたんですが、最近はすごい田舎でずっと撮影をしているので、バッタにも慣れるんですよね」「バッタを乗り越えちゃっている自分がいるのに、今朝収録した番組でも、バッタ嫌いアピールをしちゃいました。バッタ嫌いだと思っているファンの方を裏切ちゃったかな」と、謝罪していた。
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