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チベット映画特集「映画で見る現代チベット」2021年3月、岩波ホールで開催

2020年8月18日 17:00

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「巡礼の約束」の一場面
「巡礼の約束」の一場面

[映画.com ニュース]映画配給会社ムヴィオラが、チベット映画7作品を紹介する特集上映「映画で見る現代チベット」を2021年3月13日~4月2日に、岩波ホールで開催する。

今年2月に公開され、新型コロナウイルスの影響による休館で上映中止となったソンタルジャ監督の「巡礼の約束」の再上映をはじめ、同監督の最新作や劇場未公開の長編デビュー作も上映。また、ソンタルジャ監督とともにチベット映画人を代表する存在であり、昨年の第20回東京フィルメックスにて、「気球(原題)」で3度目のグランプリを受賞したペマツェテン監督の劇場未公開の傑作「オールド・ドッグ」「タルロ」や、日本でロングランヒットしたチャン・ヤン監督の「ラサへの歩き方 祈りの2400km」などを上映。現代チベットを知る講座なども開催予定だ。

▼上映作品ラインナップは以下の通り。
■「ラモとガベ(原題)」 <日本プレミア上映> 監督:ソンタルジャ(2019)
草原の河」「巡礼の約束」のソンタルジャ監督最新作。サンセバスチャン国際映画祭出品作。ラモとガベが婚姻届を出しに行くと、ガベが以前に結婚していた妻とまだ離婚が成立していないことがわかる。ガベは離婚するために元妻を探し始めるが、元妻はすでに出家していて会うことさえままならず、離婚話が一向に進まない。一方、ラモもまた人に言えない秘密を抱えていた。
■「巡礼の約束」監督:ソンタルジャ(2018)
ソンタルジャ監督の長編第3作。上海国際映画祭審査員大賞・最優秀脚本賞。ある理由から突然、聖地ラサへ、五体投地での巡礼の旅に出た妻。その妻を心配して追ってくる夫。妻の前夫との息子で心を閉ざしている少年。それぞれにわだかまりを感じながら、3人は共に旅をする。美しくも峻烈なチベットの風景のもと、聖地ラサへと巡礼をする、ある家族の約束の物語。
■「草原の河」監督:ソンタルジャ(2015)
記念すべき日本初のチベット人監督劇場公開作となったソンタルジャ監督の長編第2作。上海国際映画祭アジア新人賞・最優秀女優賞。チベットの広大な草原で牧畜を営むある家族。幼い娘ヤンチェンラモは、もうすぐ生まれてくる赤ん坊に母を取られてしまうと心配で仕方ない。一方、父は4年前の出来事をきっかけに、自分の父親を今も許せないでいた。普遍的でありながらも瑞々しく深い感動をもたらす家族三代の物語。
■「陽に灼けた道」 <日本劇場未公開> 監督:ソンタルジャ (2010)
ソンタルジャ監督の長編第1作。バンクーバー国際映画祭アジア部門新人監督賞。自分の過失で母を死なせてしまった青年ニマは自責の念にとらわれ、深い苦しみを抱えて聖地ラサへ巡礼の旅に出る。その道中、ニマは不思議な老人と出会う。老人もまた家族の問題で複雑な思いを抱え、巡礼の旅をしていたのだが……。映像で物語るソンタルジャの個性がすでに耀いている秀作。
中国本土で300万人動員の大ヒットとなり、日本でも異例のロングランヒットとなった巡礼ロードムービー。チベット文化に長く魅せられてきた中国のチャン・ヤン監督が、実際の村人に自身と重なる役を演じさせるという独特のスタイルで、聖地ラサ、そしてカイラス山へ向かう、11人の村人の巡礼旅を描く。きめ細やかな描写とリアリティでチベットの生活と信仰の心が丹念に描かれる。
■「タルロ」<日本劇場未公開>監督:ぺマツェテン(2015)
ぺマツェテン監督の長編第4作。第16回東京フィルメックスグランプリ。家族のいないタルロは羊飼いをして一人で暮らしている。ある日、役所から ID(身分証明書)を作らなければならないと言われ、タルロは町に出て、IDに必要な写真を撮りに行くのだが、町である女性と知り合い……。現代文明に翻弄され、自身のアイデンティティを見失うチベット遊牧民を寓話的でありながらも鋭く鮮烈に描く。
■「オールド・ドッグ」 <日本劇場未公開> 監督:ぺマツェテン (2011)
ぺマツェテン監督の長編第3作。第12回東京フィルメックスグランプリ。1990年代末、中国富裕層の間でチベットのマスチフ犬ブームが起きた。主人公は老マスチフ犬を飼っている遊牧民の老人だ。犬を高値で売り飛ばそうとする息子、しつこく付きまとう仲買人や犬泥棒……。老人はチベットに押し寄せる近代化の波に抗うかのように、「犬は民族の誇り」と手放すことを頑なに拒むが、ついに彼はある苦渋の決断を下す。「犬を通じて、チベット族の現状を表現したかった」と監督が語る衝撃作。

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